けーたです。今日は受験戦術についてお話します。
入試の点数は高い方がいいに決まってます。それはあなたもよく理解しているはず。
けどその考えが逆にあなたを苦しめます!
私はよく言うのですが受験とは総合力での戦いなんです。
苦手な教科があってもいいのです。
それを補う得意な教科があれば。
あなたが第一志望に合格するためには
全ての教科の点数を足して合格者最低点数よりも高ければいいのです。
そのためには点数を取ることばかりでなく
点数を捨てるという発想も大切です。
点数を捨てるとは何事だ!
という方もいるかもしれませんが、
この記事を最後まで読んでいただければその大切さが身にしみてわかることでしょう。
今回はセンター試験のリスニングを例にとって説明します
できなくても差がつかない
リスニングは満点をとっても50点しか取れません。
たとえ、あなたが超バリバリの帰国子女でもMAXで50点しか取れません。
しかもセンター試験では英語は筆記とリスニングを圧縮してあわせて200点満点として計算する大学が多いです。
そう考えたときにリスニングの点数の価値はもっと低くなってしまします。
2015年のセンター試験を例に考えてみましょう。
超バリバリの帰国子女のAくんはセンター試験で50点をとったとします。
一方、2015年度センター試験英語リスニングの平均点数は35.39点です。
両者の点数を圧縮するとリスニングの点数を0.8倍すればいいので
A君の点数 50×0.8=40
2015年度センター試験英語リスニングの平均点数 35.39×0.8=28.31
その差なんとたった約12点!
あなたはたったこの差のためだけにリスニングを勉強するのですか?
全く勉強しなくても大怪我しない
リスニングは実は全く勉強しなくてもセンター試験本番で大怪我しません。
その理由は
4択で25問で1問2点
というシンプルすぎる問題形式のせいです(笑)
リスニングが苦手なけーたくんがいるとします。
けーたくんは英語が大の苦手なので
25問中正解と確信をもって言える問題が8問しかありませんでした。
つまり3問に1問しか自信をもって答えることができなかったという計算になります。
しかし、こんなけーたくんでもそこそこの点数が取れてしまいます。
その理由を数学的に説明しましょう。
確信をもって答えることのできた問題は8問なので
この時点で16点は確定です。
では残りの34点は0てんかというとそうではありません。
だって
4択なので(・ω・)ノ
けーたくんは適当にマークしたとしても
34÷4=8.5点
は平均的に取ることができます。
ということは3問に1問しかわからないけーたくんでも
16+8.5=24.5点
は平均して取ることができます。
実際はわからない問題でも2択までしぼれたり、絶対にない選択肢は消せたりできるので
平均してとれる点数はもっと上がると思います。
なのでセンター試験のリスニングは苦手でも25~30点くらいは簡単にとれてしまいます。
リスニングの力をつけるのは時間がかかる
もしリスニングを本当に勉強しようと思ったら
しっかりとした点数を取るためには時間がかかります。
本当にできない人は中学レベルのリスニング教材から始めなければいけません。
毎日、英語を聞いて
問題を解いて
スクリプトを読み直して
この作業を継続して始めてリスニングの点数が取れるようになります。
それでいて点数は開きにくいのがセンターリスニングの特徴です。
リスニングを勉強するなら他の教科を勉強すべし
センターリスニングほどコスパの悪い科目はありません。
そんな科目に時間をかけるくらいだったら、他の教科に時間を使いましょう!
もしあなたがセンター試験全体で9割を取りたいのであればリスニングにも目を向けなければなりません。
しかし、そんな人は少ないはず。
私は仮面浪人時はセンター試験全体で81%を取りましたがリスニングは24点でした。
※私のプロフィール
私の受験時代~現役MARCH、仮面浪人後、横浜国立大学合格の軌跡~
全体で点数が取れればいいのです。
それは決して全ての教科の点数を上げることとイコールにはならないのです。