こんにちは、ライターのせいこです。
受験生のみなさん、日本史論述の対策はバッチリですか?
この記事では、二次試験や、私大文系で出題される日本史論述の対策をレベル別に紹介していきます!
日本史の論述対策の基本!
日本史の基礎をしっかり固めよう
論述は普通の日本史の問題と違って曖昧に覚えているだけでは解けません。
論述対策を始める前に、日本史の基礎が7~8割は固まっているか実践問題などを解いてチェックしてみてください。
もし、時代別や分野別でできない箇所があるならば論述対策に手をつける前に、そこを徹底的に復習しましょう。
論述対策をしなければ、と焦る気持ちがあるでしょう。
しかし、急がば回れというように、まずは足元を固めることが近道ですよ。
日本史論述対策は10月後半からスタートしよう
論述はある程度日本史を覚えていれば出来るだろうと甘く見積もってはいけません。一度試してみると分かるのですが、全く解けません(笑)
まとまった文章としてアウトプットすることは案外難しいもので練習が必要です。たくさん訓練するために遅くても11月前半には始めましょう。
そのためには10月中には日本史を7~8割理解しておく必要があります。
論述対策の時間は徐々に増やしていこう
最初の頃は論述対策というものが目新しくて毎日解きたくなるかもしれません。実際、わたしは楽しくて時間をかけていた記憶があります(笑)
しかし毎日勉強する暇があるならば、その時間を日本史の苦手分野を復習する時間に当てましょう。ハッキリ言って、10月~12月でガッツリ日本史論述の対策をするのはナンセンスです。
日本史論述の対策は週2~3題程度から始めてみてください。そして徐々にペースを上げていきましょう。
日本史論述対策の赤ペン先生を見つけよう
論述を書いたら必ず日本史の先生に添削をしてもらってください!
自分で答え合わせをしては意味がありません。
勉強時間を考えるときは、先生から添削してもらう時間も考慮してくださいね。
余談ですがわたしが添削をお願いしていた先生は、授業の関係で週に1日しか会えませんでした。そのため、朝提出すると夜に返してくれました。
忙しい先生だと一週間後に返却、などとなるので注意してください。
日本史の論述対策をしよう!
日本史論述対策の勉強流れ
手始めに、これまで勉強した知識を使って志望校の論述問題を一題解いてみてください!
解く問題はなるべく昔のものがいいですね。
最近の問題は直前に実践練習という形で解くために取っておきましょう。
恐らく、合格点に達するまで解ける人はいないでしょう。
書いたものは捨てたり消したりしないでくださいね!
自力で解いたら次は、教科書などの参考書を見ながら解いてみてください。
どのくらい抜かりがあったのか、何文字だからどこまで細かくかけるか、など感覚を掴んでいきたいです。
教科書を見ながら書いたら、次は答えを読んでみてください。
その答えはプロが書いたものなので完璧です。しかし受験生がこの通りに書ける必要は全くありません。
解説には「この用語を入れる」、「この背景には触れる」などのポイントが書いてあるので自分で復習して足りない部分を確認しましょう。
解いて自分で答え合わせで終わりではありません。
日本史の先生に添削をお願いしましょう。
この時必ずお願いしてもらいたいのは、何点なのか採点してもらうことです。点数は必ず付けてもらってください!
他の問題もそうですが、具体的に数字でわかった方が自分のレベルがハッキリとして効率的な勉強をやりやすくなりますよ。
自分では気がつかなかった誤字や、文章表現などを教わってください。
そして次の問題で活かします。
最後に、添削が返ってきたら、見返す時間を作りましょう。
あまり多くの時間でなくて良いので、ここがダメだった、こういう表現があるのか、などをいちいち意識してください。
それだけでも定着力が違いますよ!
あとは試験本番まで繰り返しです。
ちなみに、わたしは新しく問題を解く前に添削してもらった論述をサーっと見返していました。スグに問題を解くことで、前に新しく知った表現などを使えて楽しかったです。
志望校の日本史論述出題傾向を知ろう
志望校の対策は、日本史論述も例外なく、どの科目でも必須です。
日本史の論述を課す大学はレベルが高いところが多いかもしれません。
それだけに各大学ごとに特色があります。
出題傾向として捉えておきたいのは以下の4点です。
- 文字数
- 出題される時代や分野
- おおまかな配点や比重
- 説明問題か比較問題か
文字数によって書ける内容が変わってきますし、文化史が出るのか政治史が出るのかによっても勉強したい分野も変わってきますね。
赤本や青本などの参考書やネットなどを見れば大抵の傾向がつかめます。
添削をお願いしたい先生に尋ねてみてもいいでしょう。
とにかく出題傾向は必ず押さえてくださいね!
日本史論述は8割正解を目指そう
どの教科にも通じることですが、完璧な100点満点を求めてはいけません。日本史論述は8割取れれば十分すぎる出来でしょう。
自分では、作った解答が何点なのかは予想を立てることが難しいですね。
添削をお願いする時先生に、「この問題は大体25点配点なので自分の解答にも25点満点で点数をつけてください」とお願いしましょう。
また、何点満点なのか分からないときは、それも含めて先生に聞いてみてください。
8割正解を目指すなど、数字で目標を立てたら必ず数値を出して具体的に自分の出来具合を分析してみてください。
かなり詳しく自分のレベルを掴めます。
最初は5点だったのに直前には20点になった!など、具体的に知れるとかなりモチベーションが上がりますよ。
日本史論述対策にオススメな参考書
論述対策は他の問題と違い、書き方などセオリーがあったりするので、参考書でしっかり対策しましょう。
日本史論述といえば定番ですが、山川出版の「日本史論述問題集」がオススメです。
問題数が多く、種類も豊富ですよ!
まずは週に2~3題から始めましょう。志望校で出題されない分野がある場合は飛ばしても構いません。
慣れてきたところで問題数を増やしてください。
他にも難関大学を受ける方は大学別の問題集を解いてみましょう!
例えば「早稲田の日本史」などがあります。
他にも難関大学のものは揃っているので是非目を通してみてください。
他にも日本史の参考書はこちらで紹介しています!
日本史論述対策ノートの作り方
論述問題は文章を書き、先生に提出するので専用のノートも用意したいところです。
日本史の論述対策には白紙ノートを使いましょう!
罫線等にとらわれず文字を大きく書くことができ、添削もしてもらいやすくなります。
文字数が指定されているのでいちいち文字を数えるのが面倒くさいでしょう。
600文字もあると今何文字書いているかも分からなくなります。
そこでオススメなのが、白紙のノートにひとスペース2文字で点を10個打つことです。
下の画像のようにやってみてください!

上記の画像のように縦横揃えて区切ることで今何文字書いているのか、迷うことがなくなります!ちなみにこれは現代文の論述にも応用できますよ。
罫線を引いて問題を解いた後、その下に模範解答も写しましょう。
模範解答は読むだけで十分という方もいるかもしれません。
しかし、論述用ノートを作成して直前に見返すとなると、自分の解答に添削が入ったものだけでなく、模範解答もあった方が見やすくなりますよ。
わたしは専用ノートを用意して、問題文は分かりにくいものだけ軽く書いていました。
直前期には自分の志望する大学の過去問を10年分くらいは解いて最後の詰めを行いましょう。
試験本番には自分専用の論述ノートを持って行き、少しの時間だけでも見返すと良いですね。
以上、日本史論述の対策方法をご紹介しました。
少しでも役立つなと思ったらぜひ、試してみてください!
日本史の苦手はスタディサプリで克服!

日本史は暗記量が膨大で知らない単語が1ページに何十箇所も散りばめられていて、もはや勉強のやる気すら失われます。
しかし、スタディサプリ では日本史のプロフェッショナルが面白く、超わかりやすく授業をしてくれるのでドンドン頭に入ってきます。
スタディサプリの授業を受けた後に参考書で学習するとさっきまでわからなかったのが嘘のように頭に入ってきます。
日本史の担当は、東進ハイスクールでも教えていた経験があり、受験日本史を超えて、もはや歴史のスペシャリストである伊藤先生。 とにかく面白い授業が特徴的で、教室が爆笑の渦に巻き込まれると評判が高いです。
伊藤先生は政治経済も担当しています。
また、日本史の記述・論述問題は暗記だけでなく解答のコツや点数を落とさないための工夫といったテクニックの部分も必要となってきます。
スタディサプリの映像授業を利用して参考書では補えないテクニックを身につけましょう!