今回は模試に苦しんだ後の復習についてです。
みなさん模試の復習ってちゃんとやってますか?
模試の結果だけ気にして復習を軽視してる人が多い気がします。
しかし、復習もめちゃくちゃ大事ですよ!!
個人的には判定なんかよりも大切だと思っています。
模試は入試での頻出の問題や考え方が詰まった高品質の問題集です。
これを復習して身に着けないなんてもったいない!
今まで模試の復習をちゃんとしてこなかったみなさん。
今からでも遅くないので、この記事を参考にしてすぐに復習しましょう!
自分に最適な模試の選び方

模試は大きく分けると2種類あります。
- 記述模試
- マーク模試
この2つにプラスして、特定の大学に特化した冠模試や小論文の模試なんかもあります。
基本的には年に数回ある河合や駿台の記述模試とマーク模試をペースメーカーにして受けていくのがおすすめ。そして自分が受ける大学に合わせて冠模試などを受けていきましょう。
模試を受けるペースとして2~3ヶ月に1回くらいがgood
河合塾や駿台の模試もだいたい2~3ヶ月ペースで行われているのでそれに合わせるのもいいですね。
逆に模試を受けまくるのはおすすめできません。
それなりの時間も取られますし、何より模試を受けるだけでかなり疲れます。
復習の量も増えるので負担もかなりなものに・・・
なので、河合と駿台のマーク模試を受けるぜ!みたいなことは避けるべき。
どちらかに絞って全力を注ぎましょう!
模試の判定について

気にするなと言われてもどうしても気にしてしまう模試の判定。確かに、どうせなら良いに越したことはないですよね。
自分が満足できる判定を取れた人は慢心せずに頑張っていきましょう。
ですが、きっと思うような判定が取れないようなことが多いはずです。
「E判定とか見慣れちゃったぜ」と思ってる人もいるでしょう。
ぼくなんかはけっこう自分に都合のいいように、良いときは喜ぶ、ダメなときは見なかったことにしていました笑
もちろん模試は解きっぱなしではいけませんよ!
判定は良し悪しに関わらず復習などやるべきことはしっかりやりましょう。
はじめは判定が悪くても、しっかりと勉強し続ければ遅かれ早かれ成果は必ずあらわれます。
ぼくが現役のときにE判定を抜け出せたのは11月でした。
まだC判定でしたけど、E判定でも腐らず勉強を続けてきたおかげだったからだと今でも思っています。
それに、E判定でもA判定でも落ちる人は落ちるし、受かる人は受かります。
ぼくは現役のとき最終的にB判定までいきましたが、ふたを開けてみると結果は不合格。
かわりにずっとE判定だった友人が受かっていました。
要するに模試の判定なんて案外あてにならなりません。
だから、E判定ばっかりでも落ち込む必要は全くないです。
判定で落ち込む時間があるなら自分の苦手なところを分析しましょう。
みんな模試で良い点を取るために勉強してるんじゃないですよね?
模試の判定は参考にするくらいにして、自分の行きたい大学に合格するための勉強に役立てましょう!
模試の復習のタイミング
の復習のタイミングは次の4段階でやっていくのがおすすめです!
- 自己採点
- 出来なかった問題を中心に復習
- 模試と同じ制限時間で解いてみる
- 模試より少ない時間で解いてみる
模試の解答解説を受け取ったらまずは自己採点をしましょう。
自己採点は当日、全力を出して疲れちゃいましたという人は次の日までにやってくださいね。
ここで復習でどこに重点を置いていくかざっくりと決めていきます。
次にできなかった問題はできるようになるまで復習してください。
ただ解説を読むだけではなくて、ちゃんと手を動かしましょう。
この作業は模試をやって1週間以内にやりましょう。
模試は休日にやることが多いので、その翌週の休日なんかにやるといいですね。
復習が完璧に出来たら期間をおいてもう1度解いてみましょう。
制限時間は実際の模試と同じで8割正解できるのを目標に。
この段階ではまだ全部できるということは少ないので1回目と同様にできるまで復習。
1ヶ月後くらいを目安に解いてみましょう。
同じ問題を間違えてしまったらそこが自分の弱点の可能性が高いです。
余裕があれば関連するところの復習もやっておくとバッチリですね。
次は3回目の復習です。ここでは満点を目指しましょう。
制限時間は実際の模試より10~20分くらい短くして解いてください。
この解き直しで出来なかった問題は弱点確定。
その問題だけ切り取ったりしていつでも見直せるようにしておくのがおすすめです。
3回目の復習は2~3ヶ月後をめどにやってみてください。
夏休みなどの長期休みでやるというのもいいですね。
ここまでくればだいぶ自分に足りないところがわかってくるはずです。
こんな感じで最低でも3回は模試の復習をしましょう。
もちろん余裕があれば4回でも5回でもやってください。
某予備校の先生は「東大に受かる人はよく復習をした人だ」といっていました。
言い過ぎな感もありますが間違いではありません。
模試の復習はどうしても軽視されがちで、3回以上も復習をする人はきっと少ないはず。
ですが、判定だけではなく、今の自分の弱点も教えてくれます。
せっかく教えてくれているのに、放っておくのはもったいないですよね。
そのためにもぜひ復習のタイミングや回数にもこだわってみてください!
国語の模試の復習法

現代文編
現代文の復習法は、どうしてその答えになるかという考え方を解説の通りに再現してみるのがおすすめ。
現代文の問題で間違えるときは、どこか読み違えていたり、答えの根拠とすべきではないところを根拠にしてしまっていたりします。
ここの解き方のプロセスを矯正するために、解説の考え方を自分でも再現してみることがとても大切。
現代文は自己流の解き方だとどうしても限界があるので解説などを熟読して、正しい解き方を身に着ける必要があります。
1回くらいではなかなか身につかないので、何回も解説をよんだり解き直しをしたりして、自己流の解き方を矯正していきましょう。
古典編
まずは、知らなかった古文単語や句法を確認しましょう。
そして、読解の問題の復習法でおすすめなのは段落ごとに要旨を書き出してみること。
おそらく現代語訳や段落の内容を説明する問題はある程度の知識があれば解けるものがほとんど。
ですが、記述・マークに限らずに文章が長かったりすると全体の流れが追えなくなって、文章全体に関する問題ができないということがよく起きます。
全体の内容を問う問題ができるようになるために、段落の要旨を書き出す復習をして全体の内容を追う練習をしていきましょう。
最初は難しいと思いますが、慣れてくればだんだんと全体の流れが分かるようになってきます。
模試の問題を時間を空けて何回も解いたりして練習していきましょう。
英語の模試の復習法

文法編
まず、間違えた問題の文法事項を確認しましょう。
おそらく間違えた分野の理解がまだ足りない可能性が高いです。
解説を読んで理解できたら文法の問題集でその分野の問題を解いてみるのがおすすめ。
また、正解した問題でもほかの選択肢はなぜだめなのかを説明できるか試してみましょう。
やってみると案外できないことが多いので、文法をもう1度復習するいい機会になります。
文法は忘れていないか常に点検が必要です。
模試でできていなかったり、おぼろげなところ見つけたらチャンスだと思ってその分野の復習をしてください。
熟語などの知識問題では知らなかった熟語を単語帳にメモして一緒に覚えてしまいましょう。
長文読解編
英語の長文も古典の復習と同じように段落の要旨を書き出す復習をしていきましょう。
英語の長文でも文章全体の読解がやはり1番難しいです。
加えて古典よりも文章の長さにボリュームが多いことがしばしば。それなので、英語も段落の要旨を書き出して読んでいくという練習を復習でやってみてください。
全体的に読むのが遅いなという人は音読もおすすめです。
音読をしながら英語の文章のまま理解できるように何度も繰り返し読んでください。
慣れてきたら、1段落音読して頭の中で段落の要旨を思い浮かべてみるとさらに読むスピードが上がって文章も理解できるようになります。
英作文編
英作文は解答を暗記してしまうのが1番いい方法です。
英作文は難しい日本語の表現をいかに簡単な英語で言えるようになるかがカギ。
ですが、そのためには英語の表現の仕方の知識がどうしても必要です。
それなので、まだ英作文の勉強が進んでいないうちは解答を全部覚えてしまって表現の幅を増やしていきましょう。慣れてきたら、問題のこの部分の言い回しだけ覚えようといった風にしていくのがベストです。
数学の模試の復習法

記述・マークのどちらでも出来なかった問題を中心に完璧にできるようになるまでひたすら解き直し。
特に記述は答えに至るまでの過程を丁寧に書くこと必須です。
まだ数学の記述に慣れていない人は解答をマネしてだいたいの型を覚えてしまいましょう。
ある程度復習が終わったら時間をあけてもう1度解いてみる。
記述は必要な説明をしっかり書くこと、マークはミスせずにできるだけ素早く解くことを意識してみてください。
余裕があれば、復習の時に選択問題などで本番では解かなかった問題にもチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
数学の復習は模試の問題が完璧になるまで何回も解き直しましょう!
模試の復習に限らず、普段の数学の勉強の仕方はこの記事を参考にしてみてください。
文系数学となってますが、理系の人でも読んで損はないはず!
理科の模試の復習法

ぼくは文系なので理科はマーク模試だけでした。
なのでマーク模試の復習の仕方を紹介します。
ぼくはちょっとマイナーな地学を選択していました。
地学も生物のようにどちらかというと知識の量で勝負する科目です。
それなので、模試の復習は知らなかった知識を専用のノートに書き込んでいっていました。
そうすると自分だけのマーク対策用の参考書が出来上がっていきます。
回数を重ねていくと同じ知識が書き込んであったりするので自分の弱点も知ることのできるようにも!
計算問題で出来なかったものは問題をコピーしてノートに貼っていました。
理科の計算も数学のようにある程度パターンがあるので、できる問題を増やしていくのがベストです。
特に計算問題は差がつきやすいので1題1題しっかり復習するのがgood!理科の復習は知らなかった知識をまとめて、計算問題は解き方を覚えてしまいましょう!
社会の模試の復習法

社会もマークの模試を中心に紹介していきます。社会も理科と同じように知らなかったり、おぼろげだった知識をノートにメモしていました。
社会も間違いなく知識がものをいう科目。
そしてセンター試験やマーク模試では細かい知識を問われることが意外に多いです。
ぼくの選択していた世界史は、出来事の年号まではいかなくても、何世紀に起こったという知識がないとできない問題もあったりしました。それなので、ちょっと細かいかなという知識ぐらいまでチェックしておきましょう。
また、模試の解説には紛らわしい知識や大事な知識は表でまとめてくれていたりします。
重要なことをまとめてくれている表をコピーしたりしてノートにまとめていくのはかなりおすすめ。
社会の復習は知らなかった知識をノートにまとめて知識をストックしていきましょう!
英語の苦手はスタディサプリで克服!

受験勉強にはスタディサプリがおすすめです!特に英語の攻略にスタディサプリは必要不可欠。
英語はすべての教科の中で、断トツで暗記することが多いです。
単語、熟語、発音、文法、構文、読解、英作文…
これらを全て参考書を使った暗記でカバーしようと思ったら確実に受験には間に合いません。
しかし、英語とは正しいルールと核心をついた知識を理解すれば、驚くほど暗記量が減ります!
英語は暗記科目のイメージが強いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実際は質の良い授業を受けた人とそうでない人では、かなり大きな差が生まれます。
これが社会などのサブ科目ならまだしも、英語という一番大切な科目でこの現象が起きるので、大学受験は本当に怖いですよね。
英語は授業こそ一番大事。
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