古文単語の暗記は英単語に比べて、覚えづらいなと感じる人が多いはずです。ぼくも受験勉強のとき、かなり古文単語に苦しめられました。
そのため、古文単語を暗記していくにはちょっとした工夫が必要です。
また、「古文単語がぜんぜん覚えられない!」という人でも、工夫しだいで1ヶ月に200~300語近くまで覚えることも可能に!
ここで紹介する覚え方を実践して、どんどん古文単語を覚えていきましょう!
あなたが古文単語を覚えられない原因
古文単語が覚えられない原因は主に3つあります。
複数の意味のある単語が多い
まず、古文単語の特徴として、1つの単語に複数の意味のあるものが多いです。
あいまいに覚えているとせっかく知っている単語なのに、本文を読み違えていってしまうことも少なくありません。
また、せっかく意味は知っていても文脈に合わせた意味を選べていない人も多いです。
古文単語に苦手意識を持っている人の多くがこの悩みを抱えているのではないでしょうか。
複数の意味のある単語を覚えるのに有効な勉強法として、後に紹介する例文で単語の意味を覚えることです。
今の勉強法でうまくいかないなという人はぜひ試してみてくださいね。
現代語に近いからとなんとなくで勉強してしまう
文章によっては古文単語を知らなくても何となく意味が取れるものもあります。
ですがそれで読めた気になってしまうと、古文単語の暗記をしっかりせずにフィーリングで読んでしまうクセがついてしまうことも。
中途半端に現代語の意味でも読めてしまうため、単語の暗記に身が入りづらいというのも覚えにくい原因でしょう。
たしかに英語とちがって、単語を知らないと全く意味が分からないということは少ないでしょう。
ですが、問題を解くとなると単語の知識がないとほとんど解けないものばかりです。
そのため、正確な単語の知識は古文の力をつけていくうえで必要不可欠。
古文も外国語を勉強する感覚で、単語などにも触れていくようにしていきましょう。
現代語の意味と混同してしまう
古文単語の中には現代語でも使うが意味が今と全く違うというものも少なくありません。
それなので、そうした違いをしっかり理解して勉強していかないと現代語の意味で読んでしまい話が分からないなんてことも。
このように現代語とそっくりだけど意味がまったくちがうものがあるというのも覚えにく原因の1つ。
そうした単語は普段から注意して勉強を進めていく必要がありますね。
効率の良い古文単語の覚え方
ここではぼくが実践していた古文単語の勉強法を紹介していきます。
特に、古文単語の勉強法がぜんぜん分からないという人はぜひマネしてみてください。
例文で古文単語を覚える方法
よく英単語の勉強法でも「例文の中で覚える」というのを聞いたことがある人もいるでしょう。
この勉強法は古文単語の暗記でもかなり有効です。
例文で古文単語を覚えることには次の3つのメリットがあります。
1:文中での実際の使われ方が分かる
古文単語を覚える目的は古文を読めるようになることです。
それなので、単語の意味を覚えても文章の中で分からないと意味がありません。
また、助動詞とくっついたり、語尾が変わったりして、単語帳の見出し語と形がちがうなんてこともしばしば。
実際に文章を読んで単語の意味を思い出しやすくするためにも、例文での意味の暗記はとても効果的です。
2:文法も同時に学べる
古文の中では単語はいろいろな助動詞とくっつき、単語自体も変化していきます。
例文で覚えていけば、そういった文法事項に触れていく機会も多くなっていきますよね。
ちょっと理解があやしい文法があればその場でチェック。
そうすれば、普段の単語の勉強のなかで文法も復習することができます。
3:有名な文章に触れられる
古文は英語と比べると読んだことがある文章が入試に出やすい科目です。
例文で様々な文章に触れていけば、本番で覚えたフレーズに出会う確率が高まります。
ぼくもたまたま覚えていた例文の一部が入試の現代語訳に出たという経験をしました。
そのため単語帳にのっているような有名な例文を覚えていくことが、入試での得点につながる可能性がかなり高くなります。
古文単語を例文で覚えるメリットを紹介してきました。
例文で覚える勉強法は古文の総合力を底上げできるので個人的にはかなりおすすめの勉強法です。
古文の勉強にある程度時間を取れるよという人はぜひためしてみてください!
ゴロで古文単語を覚える方法
「古文単語が全く頭に残らない。」
「古文の勉強にあまり時間をかけることができない。」
「できるだけ楽しく古文単語を覚えたい。」
こんな悩みを持っている人たちにおすすめなのが「ゴロ」で古文単語を覚える方法。
この「ゴロで覚える方法」のメリットは頭にかなり残りやすく、苦手な人でも続けやすいところ。
古文単語の勉強が苦痛だという人でも始めやすいはずです。
しかし、この「ゴロで覚える方法」にはデメリットもあります。
古文単語は1つの単語に複数の意味があるものかなり多い。
ゴロで覚えるとなるとどうしても複数の意味のうちカバーできないものが出てきてしまいます。
そのため、2次試験や私大入試で古文を使う人、古文を得点源にしていきたい人には少し物足りません。
ゴロで慣れてきたら、ゴロではカバーできなかった単語の意味を確認するようにしていくと力がよりついていくはずです。
自分の目指すレベルを考えながら、ゴロでの勉強だけでいいのか、もう少し肉付けしていく必要があるのか検討していってください!
おすすめの古文単語帳
ここでは「例文で覚える方法」や「ゴロで覚える方法」に適した単語帳を紹介していきます。
どれもいい単語帳なので気になったらぜひ使ってみてください!
読んで見て覚える重要古文単語315
古文単語1つ1つの語源から詳しく解説されている単語帳。
単語の根本ととなる概念から派生していって意味を覚えていくことができます。概念を理解して例文を通して覚えていけばかなりの力がつくでしょう。
ただ単語を丸暗記していくのではなく、理屈を理解していきながら勉強したいという人におすすめ。
また見出し語のほかに派生語もかなり充実しているので、この1冊を完璧に仕上げれば古文単語で困るということはないはず。
ただ覚えるのではなく、頭で納得しながら古文単語を覚えたいという人におすすめの1冊!
わかる・読める・解ける key&point 古文単語330
単語の意味1つ1つに例文がついているため、例文で古文単語を覚えるのにピッタリの1冊。
また、ほかの単語帳よりも優れている点として、例文に前に出てきた単語が入っているところ。
それなので、新しい単語を覚えていきながら、前の単語も復習できるので一石二鳥です。
単語それぞれに詳しい解説もされていたり、付録として入試頻出の難読単語がのっていたりと情報も豊富。
この1冊で入試で必要とされる古文の知識をかなりカバーできます。
入試で古文を得点源にしていきたいという人にはかなりおすすめの1冊!
古文単語ゴロゴ
古文単語帳の中でもかなり有名な参考書である「古文単語ゴロゴ」。
ゴロはインパクトのあるものが多く、1度みたら頭から離れないというものも多いです。
また、ゴロだけでなくイラストものっているので、イメージで覚えることができるのもいいところ。
普通の単語帳と比べるとかなり楽しみながら勉強することのできる1冊。
ただし、上でも書いたように、しっかり力をつけたい人はゴロゴが終わったらほかの参考書で勉強する必要あり。
また、下ネタのようなゴロもわりと多いので苦手な人は避けた方がいいかもしれません・・・
古文がかなり苦手だったり、時間をかけず基本的な意味を早く覚えたいという人におすすめの1冊!
古文単語ゴロゴ手帖
ゴロゴの文庫サイズ版。
かなりコンパクトになっているので、移動時間などのスキマ時間での勉強に最適です。
ただ、普通のゴロゴよりもイラストが少なかったりするので、自分の好みに合わせて選んでみてください。
古文の苦手はスタディサプリで克服

実は古文が苦手という受験生は意外にも多いです。
メイン科目ではない割には暗記量が多く、そこまで多くの時間がかけられないのが原因でしょう。
あとは古文のあの文章に馴染めない人も多いでしょう。
しかし、古文も英語同様で、正しいルールと核心をついた知識を理解すれば、驚くほど暗記量が減ります!
そんな 古文を担当するのは授業はとても元気ハツラツ!親しみやすいイメージの岡本先生。自分がもともと古文が苦手だったこともあり、わからない受験生目線に立った授業は人気爆発!
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