長文に慣れると文法問題より点数が取れる!
センター英語をはじめとして、大学受験科目の英語にはほぼ必ず英語の長文問題が出てきます。
多くの人が苦手としている長文読解ですが、コツを掴んで練習すれば解けるようになる問題です。実際に、わたしはセンター含め文法問題よりも長文の方がいつも成績がよかったです(笑)
文法問題はある意味で覚えていなければどうにもならない問題ですが、長文はわからない単語があっても文脈から推測することもできるし、知識問題ではないので頭で考えて答えを出すことは可能です。
慣れれば、文法問題よりも点数が取れる長文問題を段階順に紹介したいと思います!
1:長文読解のために英単語を!
1つ目のコツは英単語を覚えることです。
基本中の基本なので、絶対に押さえておきたいレベルの単語は覚えましょう。
わからない単語を推測できるようになるのも、基本の単語を覚えているからこそできることです。
いろんな覚え方がありますが、中学生レベルの単語を覚えるのなら発音しながら書きましょう。パッと見て英語も日本語もすぐに理解できるようにしてください。
高校レベルの英語なら単語帳を開く回数を増やしましょう。書かなくていいので、英単語とその日本語を何度も見て覚えましょう。
わたしのおすすめの単語帳はシステム英単語です。
2:英語の5文型を完全に理解しよう
単語が完璧でも文型がおろそかであると限界がきます。5文型の形を完全に覚えてください。
単語の次に5文型は重要です。
特に3、4、5文型は関係代名詞や接続詞と一緒に長文で絶対に出てきます。
受験間近だとしても、文型だけは絶対にやっていて欲しいです。
文型を完璧に覚えることができると、読んで理解するスピードが圧倒的に上がります。
例えば、bookという単語を見てみましょう。名詞での意味は「本」ですが動詞だと「予約する」という意味を持ちます。
文中に出てくる単語が名詞なのか動詞なのかを判断できないと「bookは『予約する』の意味もある」ということを知っていても、すんなりと訳すことができません。
5文型はどんな英語の参考書にも一番最初に載っている項目です。
英語が割とできる人ほど、文型をさらっとしか覚えていないことも多いです。
英文を読む時に「この文章は何文型か?」と考える練習をしてください。
すると「これは5文型だから、~な意味になる」「これは名詞と不定詞がここにあるから、4文型だ」とわかるようになってきます。
難しい長文で理解していくのには、単語と同じくらい文型も重要なのでしっかりと理解しておきましょう。
3:英文を丁寧に理解しよう
知らない単語を辞書でチェック
具体的に長文に慣れる初心者向けの練習についてです。
まず、長文を1度辞書無しで読んでみます。同時にわからなかった箇所に印をつけておきましょう。
次に、辞書を開きながらもう一度読んでいきます。
この時に知らない単語をチェックしていきましょう。
わたしは、わからない単語は長文にそのまま日本語を書き込んでいました。
ノートにまとめて書いてもいいし、単語帳に書き込んでもいいかもしれません。自分の得意な単語の覚え方でやってみましょう。
単語には2つ以上の意味を持つものがあります。
その文章では1つの意味であるはずですが全部一度に覚えてしまいましょう。
1文ずつ区切って理解
単語を調べることができたらわからなかった文章を1文ずつ丁寧に噛み砕いていきましょう。
まずは文節で区切ります。
例えば
「How much does it cost /to send items /from Germany /to Japan?」
と文章を区切ってみます。
How muchで疑問形ということはわかります。
主語は?
動詞、名詞はどれか?
この文型は?
と少しずつ理解していきましょう。
この時のコツは1つの単語だけに固執しないことです。文章全体をみながら「この単語が名詞だからこっちは動詞になる」と考えていきましょう。
1つの単語に固執して、多義語であることを忘れてしまうと永遠に理解できないかもしれないです(笑)
倒置法や仮定法、否定構文、接続詞などの確認
つまずく英文は大抵の場合、少し難しい構文が入り込んでいる場合が多いです。倒置法になっていたり、いくつかの単語を組み合わせた否定構文だったりします。
調べてもわからなかった時は先生に聞くのが一番早いですがほとんどは参考書や教科書に載っていると思います。
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ビジュアル英文解釈
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わたしは知らなかったイディオムは参考書に印をつけていました。
1回目は蛍光ペンで線を引き、2回目以降に覚えていなくて参考書を確認した場合はシャーペンでぐるぐる囲っていました。参考書を開いた時に勝手に目に入るように目立たせておきました。
接続詞も否定構文も気が遠くなるほどたくさんありますが、知らなくても慣れてくると「もしかしてこれは否定構文なんじゃないか?」と想像できるようになってきます。想像するだけでは終わらせず、ちゃんと後から調べて確認することが重要です。
4:短い英文と動画授業で基礎固め

英語長文が苦手な人は、1分程度で目を通すことができる文章から始めてみましょう。
短い文章から始めるべき理由は3つ。
- 短く色んな種類の英文に触れる方が良い
- 最初は多くの英文に触れるべき
- 長い英文だと慣れる練習には無駄な箇所がある
長文読解が苦手な人は、短い様々な種類の英文に触れることが重要です。結局は数をこなすことなので、回数を重ねながら英文の長さを徐々に長くしていくのが良いと思います。
また、二次試験に出てくるような長文だと練習には長すぎる場合があります。段落が多いとその分余計な内容が入っている場合が多いです。最初は短い文章を、たくさんこなしていきましょう。
また、英語長文が苦手な人はスタディサプリの動画授業で、基礎をしっかりと固めるのがおすすめです。
長文読解は単語や文法のように暗記でなんとかなるものではありません。
正しい知識をしっかりと理解しなければ、いくら時間をかけても読めるようにはなりません。なので、初めは特に授業での理解が必須です。
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5:科学系、調査、物語など色々な種類の長文を読もう
短い文章に慣れてきたら、色んな種類の文章に積極的に触れていきましょう。
長文問題で物語が出されることはそこまで多くないと思います。
逆に多いジャンルは
「企業やサービス、商品の歴史」
「ある人の伝記」
「実験・調査とその結果」
この3つです。
様々な分野の長文に慣れておきましょう。
専門用語は大抵の場合、脚注として書いてあることが多いです。専門用語が書いてあることに気づかずにその単語で悩む時間は無駄なので、そういう意味でも様々な長文に慣れておくことが大切です。
慣れてくると文章中の重要な部分がわかってきます。たくさん読み込んでいくうちに、ここで述べていることは重要で問題に関係してきそうだ、と想像できるようになってきます。そうなってくると、長文にはもう完全に慣れている状態だと思います。
6:わからない単語を推測できるようになろう
内容が難しくなるにつれて、難しい、専門的な単語が増えてきます。知らない単語は推測できるようになりましょう。
ポイントは「接頭語と接尾語」です。
英単語は3つに分解することができます。それが、「接頭語」と「接尾語」そして「語幹」です。
単語の前後に注目します。
例えば、「prefer(優先する、選ぶ)」という単語に「pre」という接頭語が付いています。
この「pre」は「時間や空間」に関する語幹に対して、「〜前」を意味する接頭語になります。
なので、知らない単語にpreが付いていたら、何かしらの「前」に関する単語だと推測できます。
対して、「capable(有能な)」という単語に「able」という接尾語が付いています。
この「able」は「〜できる、可能性」の意味を持ちます。
なので、ableが語尾にあるとその単語は「何かしらの可能性」について意味を持つ単語ではないかと推測できますね。
このように接頭語や接尾語は様々な種類がありますが、英単語を覚えていくうちになんとなくわかってくるものだと思います。接尾語を意識して覚えようとする必要はないですが、このように単語を推測できるということを知っておくだけでいいと思いますよ!
7:同じ英語長文を何度も読もう
数をこなすことも重要ですが、同じ文章を何度も読み込んで単語や文章構成を頭に覚えさせることも大切です。
1度解いた長文でも数日後にもう一度やってみましょう。文章に単語の訳が書いてあるとか、答えを書き込んでしまったなどは関係ありません。最低でも2回は繰り返し解いておきたいです。
また、2回目以降は和訳問題の際に2つのことを意識しましょう。
- 自然な日本語で和訳すること
- 問題を通してどのポイントを答えさせたいのかを考えながら解くこと
長文問題には必ず和訳の問題が出ると思います。
できるだけこなれた日本語で答えるのと同時に、出題者の意図を踏まえた解答を心がけるようにしましょう。単語、イディオム、文法構造などから訳を考えて「私はここを理解できています!」というアピールが大切です!
8:頭から英文を理解できるようになろう
ここからは長文をより早く正確に読み、問題を解くための練習についてお伝えします。
長文に出てくる英文は1つ1つがとても長いものが多いです。関係代名詞が何個も使われていたり、主語と動詞が何回も登場したりします。
このような複雑な文章を1度、目を通すだけで理解できるようになると、より早いスピードで長文を解くことができます。
まず、ゆっくりでいいので英文を1度で理解する練習をしましょう。この時のコツは、日本語に全ての単語を訳していると必ず、英文を遡って日本語に訳そうとしてしまいます。単語を見た時に英語のままでその意味を理解できる状態が一番良いです。
この方法は5文型を理解できていないと難しいと思うので、きちんと勉強してからやってみてください!
9:速読を身につけよう
長文に慣れてきたら身につけたいのが「速読」です。
より速く、正確に読むために時間制限を設けて練習してみてください。最終的にはセンター英語で15分以上の時間が余るようになると思います。
また、何度も言いますが「頭から英文を読んで理解する」ことも速読においても重要です。
速読で一番おすすめの参考書がこちらです!
速読英単語必修編
シャドーイングもできるし、単語帳にもなる優れものです!
また、この英語アプリの「ペースメーカー機能」を使えば劇的に英文を読むスピードが上がります!
10:長文の要旨だけをつかめる読み方を習得
最後にこちらは上級編です!
速読で長文を時間に余裕を持って解けるようになっているとは思いますが、最終的にはすべての文章をじっくり読まずに全体を把握して「飛ばし読み」をできるようになりましょう。
長文問題で先に問題文を読んでおくと、段落ごとに問題に関係があるのかないのかわかってきます。関係のない箇所、例えば詳しい例を紹介している箇所などは飛ばして読めるようになります。
長文のどこに、その文章の重要な箇所が隠れているのか多くの文章を読めば読むほど、わかってくるものだと思います。
「飛ばし読み」を身につけたら英語の長文では無敵になりますよ!
英語長文の苦手はスタディサプリで克服

私は英語が苦手で受験に成功した人を見たことがりません。受験で一番力を入れなければいけない教科と言えるでしょう。
そして英語はすべての教科の中で、断トツで暗記することが多いです。
単語、熟語、発音、文法、構文、読解、英作文…
これらを全て参考書を使った暗記でカバーしようと思ったら確実に受験には間に合いません。
しかし、英語とは正しいルールと核心をついた知識を理解すれば、驚くほど暗記量が減ります!
英語は暗記科目のイメージが強いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実際は質の良い授業を受けた人とそうでない人では、かなり大きな差が生まれます。
これが社会などのサブ科目ならまだしも、英語という一番大切な科目でこの現象が起きるので、大学受験は本当に怖いですよね。
英文法、単語の担当は、TOIEC満点。予備校では朝6時から整理券が並ぶほどの人気講師だった関先生。
参考書も数多く出されており、「世界一わかりやすい授業はシリーズ」は多くの人気を集めています。
長文読解、英作文は慶応大学文学部英文科卒業ということで、英語のスペシャリストの肘井先生。関先生と同様、暗記だけで乗り切る英語ではなく、考える力と確かな読解能力を理論的に解説してくれる先生です。
関先生と肘井先生の授業を実際に受けてみましたが、そのわかりやすさは天下一品です。
英語は授業こそ一番大事。
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