今回は英語の授業で必要な正しい予習の方法を細かく解説していきます!
英語の本格的な授業は中学生から始まりますよね。中学生の頃はあまり英語の予習をしたことがありませんでしたが、高校になると話は別です。
中学生までは英語は得意科目だったので、高校入学したての頃は英語の予習もほとんどせずのんびりしていました。しかし、英語の授業の内容はどんどん難しくなっていきます。
いつの間にか英語の点数は下がり、得意科目ではなくなっており、私の大学の志望校(大阪大学外国語学部)の割には英語ができない受験生になっていました。
これでは危ないと思った私は高校1年の後期から、英語の予習・復習をきちんと行うようにしました。
大学受験に必要な英語の基礎は高校1、2年で学ぶことがほとんどです。その基礎を予習と復習によって確実に身につけることが必要です。
さらに、予習を行うとびっくりするくらい授業が面白くなってきます。
私は、予習というのは普段、先生達が授業の構成を考えることに似ていると思います。
慣れてくれば、英語に関しては簡単な予習だけで済まし、授業をより効果的に活用することができるので、是非日常の勉強に予習もちゃんと含めてあげてください!
英語の予習をすることの6つのメリット
ここでは英語の予習をすることで得られるメリットについてお話しします。
英語の授業を効率的に受けられる
英語の予習をきちんとすることで一番実感できるのは、授業を効果的に活用できるようになることです。
「効果的に活用できる」といのは、授業で自分が何を学べば良いのかわかっている、ということです。
45〜50分の学校の授業の中で、ずっと集中して先生の話を聞かなければならないというわけではありません。
英語の予習することで、自分が理解できていない部分と理解できている部分がはっきりわかります。
特に英語だと、重点的に聞きたい内容をあらかじめ用意しておくことが予習の目的です。
授業をより効果的に受けることができれば、その後の復習も楽になりますよ!
重要な箇所を推測できるようになる
英語の予習の方法はその授業のやり方や内容によっても異なります。
ですが、すべてに言えることは、 予習をすることで、この教科書の範囲だとどこが覚えておくべき重要な箇所で、どこが生徒にとって難しいのか、を推測できるようになります。
先生達は教科書や教材の中で、どこが重要でどこが生徒が引っかかりやすいのかをよくわかっています。
これは試行錯誤していくうちに実感できると思いますが、その方法も今回はお伝えしますね!
英単語を覚えるのが早くなる
どんな授業の内容であっても、英語であれば英単語が必ず出てきますよね!
予習は、単語を覚える機会でもあるので、より単語を覚えるのが早くなります。
というのは単に予習でわからない英単語の意味を調べておくだけでも、それだけで英単語に触れる回数が増えるからです。
- 予習をして1回単語に触れる
- 授業中に何回かチェックをした単語に目がいくようになる
- 復習をしてもう1回単語に触れる
中学生レベルの基本の英単語を覚えているのであれば、高校で出てくる英単語は覚え方にコツがあります。
覚え方はひとそれぞれだと思いますが、その1つに「英単語に触れた回数」があります。
予習をすることで単語を意識的に見る機会が増えるので、英単語を覚える手助けにもなります!
わからない箇所が明確になる
英語が苦手な人にありがちですが、英語の中でどの分野が苦手なのかわからない人っていませんか?
わからないところが多すぎて、どうしたらいいのか途方に暮れていませんか?
そういう人にこそ、英語の予習はおすすめです!
予習は「授業内容を先取りするもの」というイメージを持っている人もいるでしょう。
今までの授業も満足に理解できていないのに、そんな余裕ない!と思いますよね。
ですが、それよりも予習の目的は自分の知らない・わからない分野を先に知っておくことです。
自分の英語のレベルや何ができないのかがわからない人こそ、予習をしてみてください。
予習を重ねていくうちに何が苦手で何が得意なのかわかってきます。
さらに予習でわからないところがあったら、自分より勉強のできる友達に聞けるというメリットもありますよ!
初見の問題の練習になる
予習はあまりみんなやりたいものではないですよね。
予習するなら他の科目をしないと!と考えがちですが、初めて見る問題に出会った時にどのように対応していくべきかを考える練習になります。
例えば、長文問題で知らない単語が出てきた時にすぐに電子辞書で調べるよりも自分で意味を文脈から推測する練習ができます。
授業中だと先生が先に答えを言ってしまう場合や、ヒントを出してくるかもしれません。
また、本番の模試や試験ではそのようなヒントがあることはまずありません。
特に教科書を一足先に読んでおくことは、初めて見る問題や文法に触れるということです。
習ったことを解くのはみんなできますが、「まだ自分が知らない問題に出会った時にどのように対応していくか」という点では受験が終わるまで付きまとうので、初見の問題に出会っても慣れるということも意識して取り組んでみてください。
必要がないと思ったらしなくて良い
慣れてきたらの話ですが、予習はそんなに時間をかけてするものではありません。
予習よりも復習の方が大事な時もあります。
慣れてきたら、予習を無理にする必要はありません。
ただ慣れるまでは丁寧に予習をしておいてください。予習に慣れておくと、受験生になったときに楽になります。
英語の予習にかける時間はどれくらい?
英語の予習に必要な時間はその授業内容と1つの授業で進むスピードによって異なります。
よくある授業内容からみていくと、
- 文法の授業・・・10分程度
- 長文読解・・・時間をかけてしっかり行う
- リスニング・・・しなくてよい
- 英作文・・・時間をかけてしっかり行う
文法の授業は教科書に沿って進んでいくのが基本です。
1回の授業でどれだけ授業が進むのかわかってきたら、進む分だけ予習をしましょう。次の章でそのやり方は詳しく説明します!
長文読解はその量と難易度によって全く異なります。
簡単な文章であれば、5分や10分程度で終わらせることができる場合もありますが、時間がかかるときはかなりかかります。
ただ、長文の予習は時間をかけてでもやるだけの価値があるので、ぜひ丁寧にやっておいてほしい内容です。
リスニングに関してはあまり授業で扱われることもないと思います。
また、リスニングの内容をあらかじめ配布されることもほとんどないと思うのでする必要はありません。
リスニングはむしろ復習の方が大事なのでそちらを優先させて下さい。
英作文に関しては、課題として先に解いておくことを求められるので、そのままきちんと書いておきましょう。
授業中に当てられそうな直前になって必死に英文を書きはじめるようなことはさけておきたいです。
授業内容が頭に入ってこなかったら、授業に出る意味ないですからね!
英語の正しい予習の仕方
先ほども言いましたが、授業の内容によって予習方法を変えましょう。
リスニングのように予習よりも復習が大事なものもあるので、自分にあった方法で予習をしていってください。
英文法の授業の正しい予習の仕方
文法の授業のほとんどは教科書に沿って進んでいくと思います。
またはプリントや問題集などの他の教材を使用することもあります。
教科書に沿って行われる場合
教科書で文法の授業が行われる場合は授業で扱う部分の英文を全て一度は読んでおきましょう。
また、知らない単語があれば意味を調べてチェックしておきます。
予習の時点でわかれば良いのは「どこは理解できて、どこが理解できないのか」です。
教科書を読んでもその80%も意味がわからなくても大丈夫です。
その場合は、わからないところを重点的に授業中に聞けるように印をつけておきましょう。
大抵の場合、あなたがわからない箇所は他の生徒もわかりません。
予備校などで先に習っている場合は別ですが、予習の段階でよくわからなかったとショックを受ける必要はありません。
また、以前習った範囲で次の授業内容と関わりがありそうなところも確認しておきましょう。
慣れてくるとその文法の中で何がポイントなのか予習した段階でわかるようになります。
そのポイントまで推測できるようになるともっと授業を受けるのが楽になりますよ!
問題集やプリントでの授業の場合
この場合、一度すでに教科書で文法を学んだ後だと思います。
授業中に問題の解説をすることがほとんどだと思うので、課題として授業で解説される問題を解いておくことが求められると思います。
なのでそこは素直にきちんと問題を解いておきましょう。
知らない単語をチェックしておくことは同じことです。
もちろん問題を解けば、復習する必要があるのですが、授業中が復習だと思うようにしてください。
家に帰って復習するのは「わからなくて調べた箇所」と「間違えた箇所」で十分になります!
英文法の勉強法については下の記事もチェック!
長文読解の正しい予習の仕方
英語の中で一番、予習が必要なのが長文読解の授業です。
長文を授業で扱う時はどんなに時間がかかってもいいので、きちんと予習しておきたいです。
長文は英単語・英文法・発音・イディオムなどがすべて集まっているので予習に時間をかける価値があります!
その具体的な方法は以下の通りです。
- 長文を1文ずつ日本語に訳す
- 必要があれば和訳をノートに書く
- 知らない単語やわすれていた単語のチェック
- イディオムや文法事項をチェック
- 訳がわからない英文のチェック
長文の量と難易度にもよりますが、時間がかかるものは1時間以上かかるものもあります。
ですがこのくらい丁寧に長文の予習をしておけば、授業中に焦ることもありませんし、どんどん英語の力がついていくと思います。
英語長文の勉強法については下の記事もチェック!
リスニングの正しい予習の仕方
最後にリスニングと英作文についてです。
リスニングは先ほども書いた通り、復習の方を大事にしましょう。
あえて予習をするのであれば、予習というよりは普通にリスニングの練習をしておきましょう。
高校1、2年生であれば、毎日5分でも聞くだけで十分です。
リスニングの勉強法は以下の二つの記事も参考になります。
英作文の正し予習の仕方
英作文はきちんと文章を作ってから授業に臨みましょう。
英作文は答えが一つではないので、授業中に様々な答えを書くことになります。
自分の作成した英文と比べて、何が良くて何が悪いのかを授業中に比較できる状態にしておきましょう。
こちらもリスニング同様、復習の方が大事ですのできちんとやっておいてくださいね。
英作文の勉強法は以下の記事も参考になります。
英語の苦手はスタディサプリで克服!

私は英語が苦手で受験に成功した人を見たことがりません。受験で一番力を入れなければいけない教科と言えるでしょう。
そして英語はすべての教科の中で、断トツで暗記することが多いです。
単語、熟語、発音、文法、構文、読解、英作文…
これらを全て参考書を使った暗記でカバーしようと思ったら確実に受験には間に合いません。
しかし、英語とは正しいルールと核心をついた知識を理解すれば、驚くほど暗記量が減ります!
英語は暗記科目のイメージが強いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実際は質の良い授業を受けた人とそうでない人では、かなり大きな差が生まれます。
これが社会などのサブ科目ならまだしも、英語という一番大切な科目でこの現象が起きるので、大学受験は本当に怖いですよね。
英文法、単語の担当は、TOIEC満点。予備校では朝6時から整理券が並ぶほどの人気講師だった関先生。
参考書も数多く出されており、「世界一わかりやすい授業はシリーズ」は多くの人気を集めています。
長文読解、英作文は慶応大学文学部英文科卒業ということで、英語のスペシャリストの肘井先生。関先生と同様、暗記だけで乗り切る英語ではなく、考える力と確かな読解能力を理論的に解説してくれる先生です。
関先生と肘井先生の授業を実際に受けてみましたが、そのわかりやすさは天下一品です。
英語は授業こそ一番大事。
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