私は大阪大学の外国語学部なのでのですが、受験生時代、その割に英語があまりできませんでした。そもそも全く好きではありませんでした(笑)
外国語学部には英語が飛び抜けてできるor得意分野という人が多く、試験でも英語の配点がかなりの割合を占めるなか、私の英語のレベルはその人たちとまともに戦えるレベルではありませんでした…担任から、この大学水準の英語は諦めろと言われたレベルです(笑)
今回は、英語が得意ではなかった私が、センター英語で9割まで点数をあげた勉強法や、英語の苦手意識を取り除く方法をお伝えします!
英語が苦手な人の理由と特徴
当時、大学では留学したい!なんて考えていた私ですが、英語が苦手で、高校3年になるまで先延ばしにしていた科目でした。
英語が苦手な人には特徴があります。
この記事を読んでいるあなたも当てはまっていませんか?
中学校英語を理解できていない
高校の英語は全て、中学英語の発展だと考えて間違いありません。
なので参考書も中学英語を理解していることを前提として、書かれています。
英語が苦手な人の多くはこの中学英語を完璧に理解できていません。
しかも、やっかいななのが、英語が苦手な人に限って「中学の英語はさすがに理解しているよ〜」と勘違いしていることです。
少しでも英語が苦手だと感じている人は、この記事を読む前に「苦手な英語を1週間で強制的に克服する裏技勉強法」を読んでください!
英語が苦手な人は暗記科目だと思い込んでいる
中学生の時に初めてまともに英語に触れると、単語や発音、文法など一から覚えないといけないことが多すぎて、その時から英語苦手という人もいるでしょう。
でもそういう人こそ、ちょっと考え方を変えてみてほしいと思います。
確かに日本の受験では、ほとんどの教科が暗記でなんとかなります。
英語ももちろん、暗記しなければならないことは多いのですが、他の教科と違うところは英語は「語学」だというところです。
語学って、正解がありません。よく言われるように「英語は生き物」です。
英語の勉強をしていると、こっちの答えでもいいけど、こっちでもいいよ!みたいな問題ってよくありませんか?
そういう英語の曖昧さや、面倒くささを「暗記しなければ!」という気持ちでまとめてしまうと「英語って面倒臭いしややこしい…」という意識から抜けられません。
英語が苦手な人はイライラする
例えば「interest」という単語には2つの意味があります。最初に覚えるのは「興味」という意味で、次に覚えるのは「利益」という意味ですよね。
「興味」という意味は覚えられるのですが、2つも意味があると後出しにされても「はぁ?」ってなりますよね(笑)意味がわからなくてイライラですよね!
でも、英語のそういうところを「英語は小さい言うことを聞かない子猫だ!」と思って接してあげるのがおすすめです。
「interest」に2つの意味がある、という事実を知っているかどうかは、単なる暗記不足といえばそれまでですが、英語のそういうややこしさを子猫に接するような気持ちで楽しんでほしいと思います。
確かに英語は暗記教科だけど、予測不可能な生き物です。
自分の想像を超えたもので、時々、理解できないものだということと、暗記ではどうにもならないものを持っている、という意識を持っていてほしいなということです。
数学も問題の答えを覚えるのではなく「解き方」を勉強しますよね?
なので、英語も答えを覚えるのではなく「英語の解き方」を勉強する気持ちでいてほしいなと思います。
英語が苦手な人は模試になると全くできなくなる
私はまさにこのタイプでした。
高校2年まで、学校のテスト範囲の英語は解けるけど、模試になると全く解けずに点数は全然ダメという状態でした。
完全に暗記だけで英語を乗り切っていたので、不意に出てくる例外や、知らない単語を推測するということが全くできておらず、臨機応変に対応できていませんでした。
英語には文法だけ切り取っても、時制、助動詞、関係代名詞、仮定形など様々な項目があり、それらすべてが関わりあって英文ができています。
これらをバラバラに覚えており、そのつながりを理解できていなかったので、範囲がわからない模試になると点数がとれなかったのです。
また、単に英語に触れる時間が圧倒的に少ないという理由もあります。英文を読み、理解する時間が少ないので、英語に慣れることができていないのでしょう。
これからは効果的に英語に慣れていきましょう!
英語が苦手な人は英文を頭の中で理解できない
暗記で英語を乗り切っている人はこのタイプが多いかもしれません。
テストでの点数はある程度とれるけど、それ以上あがらない…という人は本当の意味で英語を理解できていないのかもしれません。
「本当の意味での理解」というのは、英文を理解できているか否かです。英文を読み、その意味まで理解できていれば問題が解けない訳がありません。
問題を読んでいても、頭の中で英文がぼんやりと漂っていて、意味がなんとなくでしか訳せない場合はこの可能性があります。
本当の意味で「英語を自分のもの」にできていると、模試でも対応できるようになりますし、何より解きながらわからない問題が、なぜ解けないのかまでわかるようになります。
この解決方法はまた下の方で紹介しますね!
英語が苦手な人は1人で頑張っちゃう
こういう風に考えている人、いませんか?
もちろん、一人でできる勉強もありますが、一人ではできないところもあります。
例えば、英作文や発音。
誰か相手がいるかいないかでは大きな差があります。 特に、英作文は問題集で自分で添削しようなんて考えていると、英作文で点数を取ることは難しいかもしれません。
英語はそもそも、誰かと意思疎通をするためのものなので、全部一人で黙々と勉強しなきゃ…というのはお門違いですよ!
英作文や発音以外でも、もちろん誰かと一緒に勉強する方法はいくらでもあります。
私は二次試験で英作文の課題があったので、英語の先生2人に英作文を添削してもらっていました。
ここで注意してもらいたいのは、ただ添削するだけではなく、なぜ、先生にそこを指摘されたのかを考えることです。
解説を直接先生に聞くのと聞かないのとでは大きな違いがあります。
ということで、英語は1人で勉強するものではなく、どんどん先生に頼っていきましょう!
英語が苦手な人は参考書を使いきれていない
これはどの教科でも当てはまることですよね。
英語が苦手な人によくあるのが、参考書でも日本語ばかり読んでしまうことです。
模試やテストの解説でも、日本語ばかり読み、英語を振り返らないままにしていませんか?
英語なので、解説の日本語を読んだらもちろん理解できますが、英語も読んで理解できなければ解説の意味がありません。
参考書を使う時に注意してほしいのは、日本語で書かれている解説を覚え、理解するだけではなく、それを踏まえて英語をきちんと理解することです。
英語の苦手を克服する勉強法
ここからは、英語の苦手をなくす具体的な勉強法をお伝えします!
いくつかあげるので、自分に合うかな?と思うものを是非実践してみてくださいね!
「英語=暗記」という考えを捨てて苦手を克服
英語は暗記教科だから、努力すれば点数はあがると考えている人がいると思いますが、半分は合っていて、半分は間違っています。
暗記だけである一定以上の水準にはなれますが、それ以上点数を上げるのであれば厳しいのが英語です。
英語=暗記という考えから逃れるために、意識してほしいことは「なぜ?」を考えることです。
- なぜ、この構文になるのか?
- なぜ、この単語を使っているのか?
- なぜ、この訳になるのか?
- なぜ、私はこの解答にしたんだっけ?
こんな疑問も持つようにしましょう。
「なぜ?」を見つける方法は、「友達にこの構文を説明する時にどう説明できるか?」を考えると、「なんでこうなるんだっけ?」がどんどん出できます!
暗記だけで乗り切るところから、疑問を持ち、それを1つずつ解決し、理解していくことが点数アップにもつながりますし、苦手意識が徐々に少なくなっていきます。
勉強していて嬉しい時は、「わかった!」と思える瞬間だと思います。
受験に向けて勉強していく中でそういう気持ちって忘れていっちゃいますよね。
どんな時でも初心に戻って、何も知らない赤ちゃんになったつもりで「なぜ?」を考えてみてください。
英文法を丁寧に勉強して苦手を克服
初心に戻って一番に取り掛かるべきところは「文法」です。
これができなきゃ意味がない!と言える文法をもう一度、参考書で勉強しなおしてください。
ここで注意する点は、前に述べた通り、「なぜ?」を繰り返し、解決していくことです。
参考書に載っていることで「なぜ?」と思う箇所をすべてなくしていくつもりでやってください。
具体的には、参考書を読んで理解できなかった箇所をどんどん辞書やネット、英語の先生に聞いて調べていきます。 調べて、自分が納得できたら、その理由を参考書に書き込んでいってください。
その際に注意するべき点は、参考書の目次の順番で勉強していくことです。
苦手な文法、例えば仮定形から始めると、丁寧にやっても疑問だらけで前に全く進めないでしょう。
なので、きちんと5文型から始めてください。
これを繰り返していくと、後半の英文法は慣れてきて、調べる回数も徐々に少なくなっていきます。「英語が身についている」と感じられる勉強方法はこれが一番です。
また参考書を使っていて「理解できない箇所が多すぎて勉強にならない!」という人は中学校英語を完璧に理解できていない可能性があります。
苦手な英語を1週間で強制的に克服する裏技勉強法という記事を読んで早急に対処しましょう。
参考書では英語にフォーカスして苦手を克服
参考書の解説を読んで理解するのではなく、英文を読んで理解できるようになりましょう。
英語が得意な人は、助動詞と3人単数をこのように捉えています。
「主語がheならば、その動詞は三単現のsをつけるが、助動詞の後は原型になる」という日本語の解説で覚えるのではなく、
「He takes his dog to the mountain.」と「He can take his dog to the mountain.」という、英文で覚えます。
日本語の解説を読んで英文を想像するのではなく、英文を読んで、その解説を日本語で説明できるようになりましょう。
覚えるのは英語なので、日本語の解説はあくまでも補助的な役割です。
長文を楽しんで英語の苦手を克服
センター英語にも、ほとんどの二次試験にも長文問題があります。
英語の長文はさけられないものとして、考えておくべきですが、長文は集中力が持たない…という人や、何度も読まないとできないので時間が足りない…という人が多いと思います。
もちろん時間も大事ですが、勉強の時はその長文自体を楽しんでください。
読めないと楽しめない!ので辞書を使って、問題を読むために長文を読むのではなく、理解するために読む練習をしてほしいのです。
英語の長文が日本語の長文と違うところは、文章構成や、その内容の突飛さです。
長文をたくさん読んでいると、「え、本当にこんなことがあったの?(笑)」という内容に出会います。
純粋に、そういう長文を楽しんでほしいのです。
問題を解いて、点数を得ることが本番では大事ですが、長文を読んでも頭に入ってこず、集中力がもたないという人は、一度、問題を解くために読むことをやめてみてください。
まるで小説を読んでいるかのような感覚で読んでみでほしいです。
英語の先生を活用して苦手を克服
英語のことを聞ける先生と複数人仲良くなっておくことをおすすめします!
身近な人に、英語のことをなんでも聞ける人をキープしておくことは、苦手意識をなくすことにもってこいです。
「わからない」という気持ちだけを共有するのは友達同士でもできますが、本当に「わからない」を無くしたいのであれば、それを解決してくれる人が必要です。
学校の先生や、予備校の先生を、上手に使ってください。
英語のプロなので、私たちとは比べものにならないほど英語勉強をしてきた人です。そういう人たちに学ばないのはもったいないと思うし、使わないのはさらにもったいないです!
まずは、先生に聞きに行くことを慣れるのが必要です。
受験の切羽詰まった時期に慣れない先生に聞きに行くのは、他の生徒もいるなかで独占しちゃうのは気が引けますよね…
そうならないように、なるべく早い時期に先生に頼ってください。先生も頼られて嫌な人はいないと思います。
ただ、先生が真剣に向き合ってくれない場合や、ほしい回答を得られない場合、すんなり別の先生のところに行きましょう。
相性があると思いますし、受験優先なので、先生のことはとりあえず、置いておきましょう。まずは、聞いてみないとわからないので、簡単な疑問でも調べてわからなければ、聞きに行きましょう!
英語が苦手な人にオススメな参考書
最後に、英語が苦手だと感じる人に苦手意識をなくすためにおすすめの参考書を紹介します。
高校 とってもやさしい英文法
中学英語からやり直したいけど、中学生用は簡単すぎる…という人におすすめです。苦手な人が苦手だと感じる箇所が丁寧に書いていると思います。
これを完璧にしてから、レベルの高い参考書や問題集に手を出すのが良いです。
ネクスステージ
有名なネクステ!持っている高校生は多いですよね。
暗記だけでここまできた人にはネクステの内容を丁寧に一周してください。この中で疑問が浮かんできたら、すぐに解消していきましょう。
ネクステは分厚いですが、ある程度、英語ができると思うので疑問の量がそこまで多くないとは思います。
速読英単語シリーズ
「速読英単語 上級編」
単語帳ですが、長文があり、その後に単語がまとめられています。これを徹底的にやるだけでも点数は確実にあがるでしょう。長文も内容が純粋に面白いので、読み物を読む感覚で長文に慣れてほしいです。
私はこの必修編を使って、英語が一気に好きになりました。単語帳=暗記ですが、長文を絡めて暗記だけで終わらせない内容になっています。
速読英単語についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
キムタツ 東大シリーズ
キムタツの東大シリーズはリスニングとリーディングが中心です。比較的薄いのですが、その内容がとってもすごい!
もちろん東大を目指す受験生むけなのですが、英語を飛び抜けさせたい人にはおすすめです。
参考書の難易度は高いのですが、読解やリスニングにおいて大事なことがきちんと書かれています。私はこの東大リスニングをやってから一気に聞き取れるようになったので、本当におすすめです!
他にもこちらの記事がおすすめです!
英語の苦手はスタディサプリで克服!

私は英語が苦手で受験に成功した人を見たことがりません。受験で一番力を入れなければいけない教科と言えるでしょう。
そして英語はすべての教科の中で、断トツで暗記することが多いです。
単語、熟語、発音、文法、構文、読解、英作文…
これらを全て参考書を使った暗記でカバーしようと思ったら確実に受験には間に合いません。
しかし、英語とは正しいルールと核心をついた知識を理解すれば、驚くほど暗記量が減ります!
英語は暗記科目のイメージが強いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実際は質の良い授業を受けた人とそうでない人では、かなり大きな差が生まれます。
これが社会などのサブ科目ならまだしも、英語という一番大切な科目でこの現象が起きるので、大学受験は本当に怖いですよね。
英文法、単語の担当は、TOIEC満点。予備校では朝6時から整理券が並ぶほどの人気講師だった関先生。
参考書も数多く出されており、「世界一わかりやすい授業はシリーズ」は多くの人気を集めています。
長文読解、英作文は慶応大学文学部英文科卒業ということで、英語のスペシャリストの肘井先生。関先生と同様、暗記だけで乗り切る英語ではなく、考える力と確かな読解能力を理論的に解説してくれる先生です。
関先生と肘井先生の授業を実際に受けてみましたが、そのわかりやすさは天下一品です。
英語は授業こそ一番大事。
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