今回は、大学受験のための英語の勉強法をまとめてみました!
英語って、中学生から本格的に始める人がほとんどなので、そこでつまづいてしまうともう完全に苦手….と、なってしまいますよね。
ですが、センター利用の大学でも、二次試験がある大学でも、理系と文系関係なく、英語は必要な教科です。
「英語の配点は低い」というところはあまりみたことがありませんし、「他の科目は得意だけど、英語が全くできない…」という人で第一志望校に合格できる人はあまりいないと思います。
よく「英語は暗記だ!」という人もいれば、「英語は暗記だけではだめだ!」という人もいます。
ですが、私にとっては両方大事なのが英語です。
他の科目だと、暗記である程度までいけるものはいけますが、英語に関しては、半分は「暗記・覚えるもの」で、もう半分は「理屈で理解していくもの」です。
ですがこれは「英単語は暗記で、長文は理解していくものだ!」ということではなく、それぞれに暗記するべきことと、理解していくものがある!ということです。
暗記が苦手…という人でも、理屈で勉強できるところもあるのが英語です!
苦手を克服できるのであれば、早いうちが断然良いし、どんな受験生でも避けて通ることができないのが英語なので、この機会に苦手科目から得意科目にしちゃいましょう!
英単語の覚え方
最初は、一番重要な「英単語」です!
英単語は慣れるまでは「暗記」ですが、それ以降は完全に暗記でなくとも頭の中で単語同士をつなげて覚えたり、単語の成り立ちを見て、意味を推測できるようになれますよ!
教科書の単語は最低限覚えよう
教科書に出る単語は最低でも覚えましょう。センター試験を受けるのであれば、これは一番にやっておきたいことです。
高校2年の教科書に出てくる単語はセンターでも基礎の英単語です。
受験用の単語帳を買って覚えるよりも先に、教科書の単語を覚えていく方が基礎を作れます。
教科書の単語がまんべんなく覚えてきたら、受験用の単語帳に挑戦してみましょう!
英単語は発音も一緒におぼえよう
みなさん、発音って苦手じゃないですか?
私もかなり苦手でした….ですが、その単語の発音を知らないと長文が読めないですし、リスニングなんて知らない音から単語を聞き取ることはできません!
電子辞書や授業をフル活用して、単語と一緒に発音もできるようになっておきましょう。なので、単語のリスニングが付いている単語帳をおすすめします。
知らない英単語を推測できるようになろう
英単語は暗記だけではないんです!ある程度、単語を覚えていたら気づくと思いますが、英単語にはその形に規則があります。
英単語の「語幹」やその前後の接頭辞、接尾辞を見るとその単語の意味がなんとなくわかるようになっています。
接頭辞というのは、単語の頭に付いている「in、un、pre、bi」などでこの接頭辞にはそれぞれ意味があります。
また、接尾辞とは、単語の一番後ろにくっついているもので「able、tion、ee」などで、接尾辞によってその単語の品詞を区別できたり、意味があったりします。
たくさんの単語に触れてくると、このような単語の中によく見る形があるのに気づいてきます。
気づいた時に、それぞれの意味を調べてみることで、知らない単語にぶち当たっても、それを推測して乗り切ることができます。
また、推測するだけではなく、派生語どうしを目にする機会も増えると思うので、そのような単語はただ暗記するのではなく、頭の中できちんと繋げて理解していきましょう!
自分にあった覚え方を見つけよう
単語の覚え方にもいろいろあります。中学生の頃は、ノートに何回もガリガリと書いて覚えていた人も少なくないと思います。
ですが、大学受験を見据えて、自分に合った、コスパの良い単語の覚え方を見つけることも重要です。
私のおすすめする英単語の勉強法はこちらです。
- 文章と一緒に単語を覚えてしまう
- 単語帳を何回も見る
- 覚えていない単語をメモアプリに残して毎日1回は見る
- 単語の意味だけ覚える
- 派生語や反対の意味の単語などまとめて覚える
文章は、まるごと1文覚えるのではなく「あの動詞と一緒に使われてこういう意味だったなあ」くらいで大丈夫です。
また、難関大を目指すのであれば、そのレベルに合った英単語も覚えていかなければなりません。
ですが、難しい単語が出るのはほとんどが長文読解です。英作文では簡単な英語で書くことができますし、その方が点数が取りやすいです。
なので書く必要はあまりないので、難しい単語は意味だけをひたすら覚えていくのを優先させるべきでしょう。
英単語の暗記法に関してはこちらの記事も参考になります。
おすすめ英語単語帳
単語帳を買う時に、考えてほしい項目があります。それは…
- 単語の発音リスニングが付いているか
- 反対語や同意語まで書かれているか
- できるだけ多くの単語が載っているか
- 2つ以上の意味を載せているか
- サイズは持ち運ぶのにちょうど良いか
選ぶポイントとしては、英単語をどのように覚えていきたいかによると思います。
私は似たような単語を一気に覚えたかったので、内容ができるだけ辞書に近い単語帳を選びました。
あと、地味にサイズ感も重要です!
ではここから数冊、わたしのおすすめの単語帳をご紹介!
英単語ターゲット 1900
そこまで完全に網羅しているわけではないのですが、私にとってはかなり見やすい!
基礎単語をもう一度、ちゃんとやっておきたいな…という人におすすめの単語帳です!
速読英単語 必修編
私の中では完璧な単語帳です。
これ1冊でセンターのリスニングも大丈夫じゃないかと思ってしまいます。
文章と一緒に英単語を覚えたい!という人にはおすすめです。
あと英単語のリスニングもリズムに乗っていておもしろい!(笑)
速読英単語 上級編
こちらは難関大学志望者におすすめ!
速読英単語についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
おすすめの英文法勉強法
英文法は絶対に教科書で勉強しよう
英文法は最初は絶対に教科書から勉強しましょう。
様々な参考書がありますが、ある程度英文法を理解できるようになってから参考書を使うことをおすすめします。
英語が得意な人は参考書からでも大丈夫ですが、苦手だな…と感じている人はまずは教科書を抑えましょう。
※中学校レベルの文法が完璧じゃない人は下の記事を今すぐチェック
そして、教科書で勉強していく際に重要なのが、教科書の順番通りに英文法を覚えることです。
教科書の順番にはちゃんと意味があります。英文法は特に、頭から順に理解していかないと、後からが大変になってしまいます。
教科書も単語帳と一緒で何回も読みこみます。意外に忘れてることが多いのに気づくと思います。
ですが、文法は丁寧にやればやるほど簡単です!
教科書を一通りやったら、簡単な薄い文法問題集を1冊やってみましょう。
抜け漏れの確認をしながら、教科書と往復して最低3回はしておきたいです。
英文法は「復習」で勉強しよう
英文法をより身につけるためにおすすめなのは、長文やリスニングの文章、模試などで出てくる問題の復習をするときに英文法を勉強する方法です。
どんな問題であれ、つまづいたのはその理由は単語がわからなかったのか、英文が読めなかったかどちらかがほとんどです。
なので、できなかった問題を復習するときに、英文法を丁寧に確認しましょう。
時制や文型、法はどれが使われていて、どのような意味になるのかを確認していきながら、覚えるのがおすすめです。
徐々に難しい問題の復習をしていくと、教科書レベルの英文法ではまかなえない時が必ずきます。
そのためにも、教科書と別により詳しい英文法の参考書は最低でも1冊は持っておきましょう!
また、英文法と言ってもそれ以外に、成句や慣用句などがあります。これに関しては、問題をたくさん解くことが大切です。
成句や慣用句は、問題集を使って勉強しましょう。
おすすめ英語文法参考書&問題集
高校英文法をひとつひとつわかりやすく
とっても優しい英文法の問題集です。参考書初心者にもとっても優しい問題集になっています。これで英文法に自信をつけましょう!
Forest
大学受験のためであればほぼ完璧に英文法を網羅している参考書だと思います!
分厚いですが、英文法の参考書ならば、分厚くなければ逆に不安になります….
すべてを覚える必要はありませんが、辞書代わりに使うのにはもってこいの1冊です。
英文法の勉強法については下の記事もチェック!
おすすめの英語長文読解勉強法
最初は短い英文から始めよう
英語が苦手な人は、特に長文問題が大嫌いだと思います。
ですが逆に、英語を頑張って得意科目にした人は、長文読解が得意です。
きちんと英語を単語から英文法から勉強すると、長文が一番簡単だということに気づきます。
ですが、そうは言ってもいきなり3000字以上の長文を読むのは大変なので最初は短い文章から始めましょう。
徐々に長さを増やしていけばいいので、最初から「長文だから」と言って無理をすると、ますます英語が嫌いになってしまいます。
短さはあなたの英語のレベルにもよりますが、中学校の教科書くらいの文章の長さからで大丈夫です。
また、慣れてくると長文が楽になるというのは理由があります。
単語や英文法の成句や慣用句は覚えないとどうにもならないものがたくさんあります。
ですが、長文問題だと、英文を読み砕いていくので、単語の意味を推測したり、文型や法、関係詞を見つけることでより英文の理解が深まります。
あらゆる知識がすべて必要となる長文問題ですが、だからこそ、知らない単語を文型や法の知識で補うことができます。
なので、英語を丁寧に頑張れば長文問題を得意にすることができるでしょう!
短い文章でも、文型や時制は必ずあるので、英文を丁寧に分解していくことが長文問題上達への近道です!
単語は辞書で調べながら、読んでいこう
文章中に知らない英単語が出てきたら、可能な限り調べましょう。
辞書を片手に1文を見ていくことが大切です。
慣れてくると、辞書を引くのがめんどくさいと思うようになりますが、辞書を上手に使えないのに英語が上達するわけないと思います。
辞書がなくても、徐々に英文が読めるようになりますが、それまでは辞書をきちんと引きましょう。
どんなにたくさん英単語を覚えていても、受験直前まで、知らない単語はたくさんあります。
辞書は最後の最後まで使いますよ!
英文は日本語に訳すクセをつけよう
長文問題の英文は、かならず自分でも訳をしていきましょう。
日本語の訳があれば、それと見比べてより綺麗な日本語に直したり、間違えたところは覚えていきましょう。
いろんな内容の長文に触れることで、実験内容の長文や、ある変わった出来事が内容になっている長文では使われている単語も似てきます。
文章構成も似ているものが多いので、段落に分けて、慣れていきましょう。
おすすめ英語読解参考書&問題集
英語長文速読トレーニング Level1
短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level1 センター基礎レベル
長文のリスニングもついている優れものです。基礎編なので、和訳と単語の意味などがすべて載っています。
きちんと長文を勉強したい人におすすめです。
大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2
こちらも安河内先生の問題集です。センター〜中堅二次試験レベルの問題になっていると思います。
英語長文の勉強法については下の記事もチェック!
おすすめの英語リスニング勉強法
正直、単語を知ってるかどうかと発音できるかどうかが重要です。
前半で単語を覚えられたら、徐々にリスニングに手を出していきましょう。
なんでもいいから英語をリスニング!
音楽でもラジオでも、映画やドラマなど、英語であればなんでも大丈夫です。
まず最初に「英語を聞くということはどのような感じなのか」をわかってほしいと思います。
音楽であれば、歌詞は比較的簡単な文章ですし、歌詞が聞き取れなくてもリズムに乗って楽しむこともできますが、ラジオやテレビだとそう簡単ではありません。何を言っているのか、さっぱりわからないと思います。
「聞く英語に慣れる」という点で、私がおすすめするのは、リスニング教材ではなく、NHKやBSでやっている英会話の番組です。
子供向けの番組から大人のビジネス向けの番組までありますが、最初は子供向けの簡単な英語から始めて、徐々に英会話へとレベルアップしていってください。
というのは、英語学習のための番組は、英語の音だけではなく、ビジュアルで発音や注意するべき点も一緒に学ぶことができます。
さらに、視聴者を飽きさせない工夫があり、高校生であれば、旅行などで使われる英会話の番組は簡単に思えるでしょう。
おすすめはテレビですが、まずは英語に慣れるために音楽でもなんでも聞いてみましょう!
ゆっくりの速度で、英語を聴いて書き取っていこう
音楽やテレビで英語に慣れたら、本格的にリスニング対策を行っていきましょう。
リスニングの勉強法に「シャドーウィング」というものがあります。
これは、英語が読まれる速さに、後から追いかけるように読んでいく方法です。
これによって上達するかどうかは人それぞれだと思いますが、私がおすすめする勉強法は、英文を聞いて、それをひたすら英文にする方法です。
ちょっと時間がかかってしまうので、時間を決めて取り組んでもらいたい勉強方法ですが、リスニングが全くだめだから、ちゃんとやりたい!という人にはおすすめです。
リスニングの英文は長文よりも圧倒的に簡単な文章なので、書くのに難しすぎるということはありません!
まず、何回か通常の速さで英文を聞きます。なんとなく全体の内容が分かったら、「英文をゆっくり読む」設定にして、1文ずつ区切りながら「聞いては書いて」を繰り返していきます。
その中で、聞き取り、書けた単語はその単語の意味も発音も理解できているものですが、書けなかったものは発音がわからないので聞き取れないのか、英文に埋もれてしまって聞こえなかったのか、かもしれません。
いろんな原因があると思いますが、書くことで自分がどのくらい理解できているのかを把握することができ、さらに単語の復習にもなるのでおすすめです。
単語がどのように発音されているのか、英語の特徴的な話し方はどのようなところにあるのか、丁寧に復習していきましょう。
おすすめ英語リスニング参考書
大学入試センター試験英語リスニング実践問題10回
センターレベルであれば、過去問で補うことができますが、赤本では解説が足りないので、他の過去問まで見てから購入しましょう。
リスニングを上達させたい、ということであれば、やはり速読英単語 必修編がおすすめです!
キムタツ 東大リスニングシリーズ
超難関大を目指すならこの参考書兼問題集がおすすめです!
「東大」と本の名前に入っている割には、リスニングのいろはを丁寧に教えてくれる問題集です。
リスニングを頑張ってきた人なら、最後の追い込みでこの問題集を使って一気に点数を上げてほしいなと思います。
リスニングの勉強法は以下の二つの記事も参考になります。
英語の苦手はスタディサプリで克服!

私は英語が苦手で受験に成功した人を見たことがりません。受験で一番力を入れなければいけない教科と言えるでしょう。
そして英語はすべての教科の中で、断トツで暗記することが多いです。
単語、熟語、発音、文法、構文、読解、英作文…
これらを全て参考書を使った暗記でカバーしようと思ったら確実に受験には間に合いません。
しかし、英語とは正しいルールと核心をついた知識を理解すれば、驚くほど暗記量が減ります!
英語は暗記科目のイメージが強いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実際は質の良い授業を受けた人とそうでない人では、かなり大きな差が生まれます。
これが社会などのサブ科目ならまだしも、英語という一番大切な科目でこの現象が起きるので、大学受験は本当に怖いですよね。
英文法、単語の担当は、TOIEC満点。予備校では朝6時から整理券が並ぶほどの人気講師だった関先生。
参考書も数多く出されており、「世界一わかりやすい授業はシリーズ」は多くの人気を集めています。
長文読解、英作文は慶応大学文学部英文科卒業ということで、英語のスペシャリストの肘井先生。関先生と同様、暗記だけで乗り切る英語ではなく、考える力と確かな読解能力を理論的に解説してくれる先生です。
関先生と肘井先生の授業を実際に受けてみましたが、そのわかりやすさは天下一品です。
英語は授業こそ一番大事。
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