みなさん英語はどのくらい勉強していますか?単語や文法だけで終わらせていませんか?
英語は単語や文法を勉強しただけでは長文を読めるようになりません。長文をそれなりに読めるようになるには長文の訓練もそれなりに必要になってくるわけです!
とくにセンター試験以上のレベルの問題を解くには、英語の構文についての勉強を重ねて、英文解釈力を高めることが重要です。
英文解釈力がつけばより早く正確に問題が解けます。これを目標に英文解釈力をあげましょう!
この記事では英文解釈力がつく参考書英文解釈シリーズ
- 「入門英文解釈の技術70」
- 「基礎英文解釈の技術100」
- 「英文解釈の技術100」
それぞれの特徴と使い方を解説し、みなさんのレベルに合った教材を見つけてほしいと思います。
そもそも英文解釈とは?
教材やら先生に英文解釈を鍛えようと言われるが、そもそも英文解釈って何だろうか。
ざっくり定義すると「英文を理解する」ということです。
英文を理解できれば和訳はしなくていいでしょう。
でも、やっぱり外国語だからどこまでが理解したか、はっきりしないのではないでしょうか。
どこまでできれば英文解釈が出来たと言えるのか、はっきりしないままに英文を解釈しよう!と試みても中途半端になってしまいます。
自分なりの定義でいいので、英文解釈目標ラインを決めましょう!
大学受験の英語は全文理解しなくてもよいのだから、どこまで英文を理解できるようになれば良いのか。「どこまで」の目標を決めて勉強をしましょう。
英文をどこまで解釈して、自分が目指す英語レベル、そして目指す大学レベルに合わして勉強するのが一番おすすめです。
【レベル別】英文解釈の技術シリーズの特徴
全3部策ある英文解釈の技術シリーズは英語の基礎内容、演習、解説解答が詰まっています。自分の英語力を見極めて参考書を選んでほしいと思います。
それぞれレベル別はこちら。
- 初級 入門英文解釈の技術70
- 中級 基礎英文解釈の技術100
- 上級 英文解釈の技術100
初級は高校の基礎から、上級は難関大学を目指す設定でそれぞれ書かれています。
これから説明していくのに略称として
「入門英文解釈の技術70」→入門70
「基礎英文解釈の技術100」→基礎100
「英文解釈の技術100」→技術100
と呼んでいきます。
入門英文解釈の技術70の特徴
[狙える大学] 日東駒専レベル、理系だと芝浦工業大学まで
[勉強期間] 1カ月~3ヵ月
入門70はまさに基礎の基礎から英語を丁寧に勉強したい方向け。センター試験レベルの長文をしっかり読める事を目指して書かれています。
私立中堅大学のレベルだと入門70を取り組めば十分なレベルになるのではないでしょうか。
じっくり3か月やれば日東駒専レベルの英文はちゃんと理解できます。
例文70題と演習70問入っているので合わせて140題を勉強ができます!
基礎英文解釈の技術100の特徴
[狙える大学] MARCH、関関同立、早稲田教育まで
[勉強期間] 2ヵ月~4か月
基礎100ですが、じっくり勉強すれば難関大レベルまで対応して書かれています。
入門70よりも早く出版されたため、一部内容が被っています。
通常ペースで勉強すれば1カ月で終わりますが、何度も何度も教材を繰り返してじっくり理解してほしいので2ヵ月~遅くても4カ月が目安です。
例文100題と演習100題入っているので合わせて200問分勉強ができるようになっています!
英文解釈の技術100の特徴
[狙える大学] 国公立大学の二次試験、早慶
[勉強期間] 2ヵ月~4か月
技術100は単語が多くわかっている前提で、難易度が高い文章を理解できるように書かれています。
国公立二次や早慶のレベルが高い英語が解けるようになるレベルでしょうか。
もともと英語が得意な方はこの本から取り組んでもいいと思いますが、基礎編をじっくり勉強して知識を固めるほうが他の勉強にも時間が割けられて良いのではないでしょうか。
例文100題と演習100題入っているので合わせて200問分勉強ができるようになっています!
英文解釈の技術シリーズのメリット
英文解釈の技術ジリーズの特徴は構文(品詞、句、節)を交え丁寧な解法が例題と演習解説に書かれていることです。
解説では、何が何に修飾していて、どうゆう文のつながりなのか、文構造がとても分かりやすくなっています。
頻出単語やわからない単語が載っている、英文の全訳もすべて載っていてわかりやすい。
英文解釈の技術では構文をとって勉強できる、単語を確認できる、全訳も確認できていいこと満載です。
ここでは英文解釈の技術シリーズを勉強する3つのメリットをさらに詳しく紹介します。
英文の読解力とスピードがアップ!
構文とは日本人が英語を読みやすくするために文に区切りをつけるものです。
1単語に名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞のどれか1つの詞が決められています
特に形容詞、副詞が文に修飾する役割を果たすので、文に面白みが加わる。この面白みがたくさん加わるほど文が長くなり読みにくくなります。
そこで生まれたのが構文です。
先ほど伝えたように構文は文に区切りをつけるので、文を細かくすることで理解しやすく読みやすい文になります!
英語が苦手な方は特に構文をとって勉強することをおすすめします。
構文を勉強すると、英文を見ただけで瞬時にどうゆう意味なのか理解する癖がつきます。
これは解くスピードも上がるし、読解力も断然に上がります。
英文の意味を瞬時に理解!
英文解釈の技術シリーズで勉強する最大のメリットは、英文をみて文章の意味を瞬時に理解できるようになることです。
単語はわかっている前提で、とくに文の流れ、どこに修飾されてどんな話の流れになっているのか。
文の情報を漏らさず把握する力が身につきます。
さらに読解のスムーズさが身につけばもう最強。
文の情報を漏らさず把握する力は早く身につきません。最初のうちは読むのに時間をかけていいので文が伝えている情報を漏らさずにしっかりと読み切ることがポイントです。
時間はかかるが確実に英文解釈力がアップ!
英文の1つ1つの品詞を判断することによって、以下の3つのことが視覚的に理解できるようになります。
- 何が何に修飾しているのか
- どうゆう文の意味をなしているのか
- 結局どんな文章だったのか
これらを判断するためにアンダーラインや矢印を引いて文章をわかりやすくまとめるのが構文の勉強法です
英語を読むために、いちいちアンダーラインを引いて品詞をとって、どこに修飾しているか矢印を引く。
なんてめんどうなんだろうと思うでしょう。
正直、とてもめんどうです。
しかし、ずば抜けて英語が出来る人以外は時間がかかっても構文を引きましょう。
時間はかかりますが、あなたの英文解釈力は確実に上がります。
勉強し始めたらわかると思いますが、本当に構文をとりながら勉強するのは時間がかかります。
でも実際に自分の手を動かして構文をとらないと英文解釈力は身につきません。
これは時間をかけてこそ意味あるものです。
時間がかかってもしっかりと取り組みましょう!
英文解釈の技術の効率の良い使い方
英文解釈の技術では本の初めに勉強法が書かれていますので、それを参考に勉強するのもいいでしょう。
しかし、受験生には時間がない人もたくさんいます。
なので今回は、英文解釈の技術シリーズを使った効率のよい時短勉強法をします。
英文解釈の技術を使って構文をとる
まずは構文をとって勉強していきましょう。構文で大事なことは構文は文に区切りをつけて読みやすくするものということです。
いきなり構文をとりましょうと言われてもよくわからない人のために、少しでも構文を理解しやすくなるよう絶対に知っててほしい大前提を書いておきます。
構文で絶対に知っててほしい大前提
- 動詞は文に1つしかない。
- 形容詞は名詞に修飾する。
- 副詞は動詞、形容詞、他の副詞、文全体に修飾する。
- 副詞は文の本質的な意味に関係ない
これらが分かっていなければ構文をとっていても文章の意味が理解できませんし、まず構文が取れません。
構文は上記の4つを分かった上でとっていき、意味を理解しましょう。英文解釈の技術は1つの文章は短いですが、たくさん文章があるので全て構文をとって文の流れをつかんでください。
構文をしっかり取れるようになると、文の流れがつかめます。
また。、英文解釈の技術を使って勉強する方は単語もちゃんと覚えきれていないことが多いので、しっかりと単語も並行で勉強しながら、英文解釈の技術を使うと効率がいいですよ。
熟読で英文解釈力をあげる
構文をとることができたら、しっかりと理解して読むことを鍛えましょう。
あくまで構文は文を読みやすくするための区切りの役割ですから、熟読こそがレベルアップのもとになります。
単語や熟語、文法を復習しながら文がどんなつながりだろうか調べて英文を理解する。
全訳はする必要ないですが、英文が伝えている意味をイメージできればばっちりです。
理解することってこんなに時間のかかることなのか、と気づけると英文に慣れることが必要だと気づくと思います。慣れるためには復習が一番。
復習で記憶を固めるべし
慣れるためには復習が必要です。
効率よく学習を進めるには復習と平行して新しいものに少し手を出すやり方が良いです。
復習はペースが重要です。
今日やったものは明日復習する。
1回復習したものは1日空けて復習する。
2回復習したものは5日空けて復習する。
3回復習したものは1週間空けて復習する。
こんな感じで復習した回数に応じてやらない期間を作りましょう。
そうやって慣れていく方法が効率がいいです。
英文解釈の技術は単語量は多くありません。
新しい範囲を勉強することも復習する時間もそんなにかからないのでこの復習法にも適していると思います!
英文解釈の技術シリーズまとめ
読んでいただいてありがとうございます。英文解釈の技術は大学受験用に書かれていますが、TOEICのリーディングにも有効的な教材です。英語が苦手だと思う方にはぴったりなもです。
ぼくの勉強法は確実に力がつくものだと思うので、しっかりと実践してみてください。
英語の苦手はスタディサプリで克服!

私は英語が苦手で受験に成功した人を見たことがりません。受験で一番力を入れなければいけない教科と言えるでしょう。
そして英語はすべての教科の中で、断トツで暗記することが多いです。
単語、熟語、発音、文法、構文、読解、英作文…
これらを全て参考書を使った暗記でカバーしようと思ったら確実に受験には間に合いません。
しかし、英語とは正しいルールと核心をついた知識を理解すれば、驚くほど暗記量が減ります!
英語は暗記科目のイメージが強いかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実際は質の良い授業を受けた人とそうでない人では、かなり大きな差が生まれます。
これが社会などのサブ科目ならまだしも、英語という一番大切な科目でこの現象が起きるので、大学受験は本当に怖いですよね。
英文法、単語の担当は、TOIEC満点。予備校では朝6時から整理券が並ぶほどの人気講師だった関先生。
参考書も数多く出されており、「世界一わかりやすい授業はシリーズ」は多くの人気を集めています。
長文読解、英作文は慶応大学文学部英文科卒業ということで、英語のスペシャリストの肘井先生。関先生と同様、暗記だけで乗り切る英語ではなく、考える力と確かな読解能力を理論的に解説してくれる先生です。
関先生と肘井先生の授業を実際に受けてみましたが、そのわかりやすさは天下一品です。
英語は授業こそ一番大事。
このように社会科目の苦手はスタディサプリ でピンポイント撃破することが可能です。
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