この記事では現役の中央大学法学部の大学生「せいこ」さんに中央法の特徴と評判、現役生しか知らない裏話を紹介してもらいました!
中央大学法学部を受験する人には目から鱗の情報ばかりですよ!
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中央大学法学部の「せいこ」です
中大法学部法律学科3年のせいこです。
こんにちは!
この記事では、わたしが法学部を目指した理由を簡単にお話します!
わたしが受験生だった時、偏差値とか大学名で人生が決まると本気で信じていました。
今だから言えますが、そんなことありませんからね!
当時のわたしは、一番頭の良い(偏差値の高い)学部を偏差値ランキング表で調べてみました。
それが法学部だったんですね。
そんなことで法学部を目指すことに。
弁護士を目指していたとか、法律に興味があるとか、まともな理由ではなくてお恥ずかしいです(笑)
典型的な私立文系なので受験科目は
- 国語(現代文・古文・漢文)
- 英語
- 日本史B
です。ちなみに、英語が得意科目でした。
中央大学法学部の偏差値はどのくらい?
わたしが受験生の時に一番気にした偏差値。早速見てみましょう。
まずは中央大学の他学部をチェック!
- 中央大学 文学部 53.5~57.5
- 中央大学 商学部 55.0~57.5
- 中央大学 経済学部 55.0~60.0
- 中央大学 総合政策学部 55.0~60.0
- 中央大学 法学部 55.0~65.0
(参考:https://passnavi.evidus.com/search_univ/2680/difficulty.html)
学科や入試形態によって偏差値に差が出てきます。
やはり、法学部は看板学部なだけあり、一番偏差値が高いですね!
他のMARCHの法学部とも比べてみましょう。
- 明治大学 法学部 57.5~60.0
- 青山学院大学 法学部 57.5
- 立教大学 法学部 57.5~60.0
- 法政大学 法学部 55.5~57.5
- 中央大学 法学部 55.0~65.0
(参考:https://passnavi.evidus.com/search_univ/2680/difficulty.html)
幅はあると言え、MARCHの中では中央大学が一番偏差値が高くなっていますね。
中央といえば法学部というメンツは守られています(笑)
さて、上には上がいます。早慶上智と比べてみましょう。
- 上智大学 法学部 62.5~67.5
- 早稲田大学 法学部 67.5
- 慶應大学 法学部 70.0
(参考:https://passnavi.evidus.com/search_univ/2680/difficulty.html)
おおお…(汗)さすが最難関私立大学!
早慶に関しては頭一つ飛び出していますね。
偏差値を見てお分かりでしょうが、ちょっと受験勉強をしただけでは合格しません。
しかし、ある程度の量をこなしていけば、中大法学部に必ず受かります。
中央大学法学部の入試の特徴
文系学部について簡単に紹介します。
必須科目は、
- 英語
- 現代文
- 古文
- 漢文
選択科目として
- 日本史B
- 世界史B
- 政治経済
- 数学(数I・A・II・B)
中大は他の大学に比べて、入試形態がたくさんあります。
それだけチャンスは多いということですね。
入試形態を簡単に紹介します。
- 統一入試 全ての学部共通の問題を用いる。
- 一般入試 学部間で異なる問題を用いる。
どちらにも3教科型と4教科型があります。
- 3教科型は主に私立専願文系向け。
- 4教科型は国立文系向け。
気になるのが倍率ですね。
2015年 法学部 全学科 3.1倍
法律学科 3.3倍
政治学科 2.8倍
国際企業関係法学科 2.7倍
入試形態によってバラつきはありますが、そこまで高くありません。
わたしが受けた統一入試/3教科型の倍率は、合格最低点は241.3/350点です。
だいたい、7割弱取れれば合格するでしょう。
配点と試験時間は
- 国語100点(60分)
- 英語150点(80分)
- 選択科目100点(60分)
という感じです。わたしは英語が得意科目だったので、英語の配点が高いことは有利だったのかなあと後になって思いますね。
合格時の個人の点数は公開されません。
わたしはおそらく、
- 国語8割
- 英語8割
- 日本史6割
ぐらい取れたのではと思います。
英語と現代文に関しては、凡ミスに泣かないために何度も見直していました。
今となっては笑い話ですが、私立の日本史だけあって「世界史の内容だろ!?」って問題が出まして案の定、書けませんでしたね(笑)
それでも受かったということは、おそらく、周りの受験生も書けなかったのでしょう(笑)
中央大学法学部の授業について
さあ、実際の大学生活を覗いてモチベーションをあげましょう!
法学部の授業は1、2年生では教養を広く身につけるため専門的なことは勉強しません。まずは法律の基本となる部分から入門と民法・刑法・憲法を学びます。
入学時に振り分けられるクラスごとに授業の曜日と担当教授が勝手に振り分けられてしまうので、選べません。運に任せてください(笑)
3・4年になると専門科目が一気に増えます。
民事訴訟法や刑事訴訟法、労働法や会社法など、ありとあらゆる分野の法律を勉強できますよ!
1~4年までの流れをザッと見たところで気になるのが、具体的な授業内容ですね。
同じ授業名でも教授が違っていることがありますので、雰囲気を掴む参考程度にご覧ください。
今回は法律学科の授業をご紹介します!
民法総論
・レポートは任意提出。
・期末テストあり。
1年生必修科目のひとつです。ここから法学部の勉強が始まりますよ!
内容としては、授業範囲で興味のある分野や事例を探し、それについて文献を参考にしながら自分の意見をまとめます。
テスト形式は穴埋め問題、まるばつ問題と論述問題。
授業中に先生が配ってくれる過去問題と出回っている過去問題を対策すれば大丈夫です。
憲法(人権)
・レポートなし。
・期末試験あり。
こちらも必修科目。憲法はやや哲学的な面もあり、よく考えさせられますね。
初めのうちは意味がわからないかもしれません。続けていけば楽しくなるでしょう。
難易度(A~C)で分けられた問題が各2題ずつ出題されます。そこから1題を自分で選択し、論述回答をします。難易度が高い方が評価が高くなります。
また、レジュメという先生が配る授業プリントがかなり詳しいです。
そのプリントに載っている問題から期末試験の内容が出題されるため、テスト対策は立てやすいでしょう。
刑法総論・各論
・レポートなし。
・期末試験あり。
わたしが一番好きな科目です(笑)
窃盗だとか殺人だとかテレビドラマでよく取り上げられますよね。
他の法律科目と違って分かりやすくておもしろいですよ。
先生のレジュメがわかりやすいです。授業で取り扱った事例の回答を作成したら先生が添削してくれます。わたしは毎回、授業後に先生に提出して見てもらっていました。自然と期末試験対策ができましたね。
企業取引法
・レポートなし。
・期末試験あり。
二番目に好きな科目!企業間の取引について勉強します。何気なく行われている商売も、この科目を勉強すると新しい発見がたくさんありますよ。
論述形式で2題出題されます。授業はパワーポイントを中心に進められ、それをノートに写していきます。図が多く、分かりやすですよ。
事例はあまり扱わないので、どちらかというと、テストは授業で扱ったものの説明となりますね。
中央大学法学部の就職先について
中大法学部に通っていると、ほとんどの人に「将来は弁護士かい?」と聞かれます。
これは中大法学部あるあるのひとつです(笑)
ちなにみに、わたしは将来弁護士になるつもりはありません。
民間企業に就職しようと考えています。
法学部が一番頭いいというしょーもない理由で進学したので、受験生の時も弁護士になるつもりはありませんでした(笑)
中大法学部卒業生の進路について、下のグラフをご覧ください。
参考:http://www.chuo-u.ac.jp/career/center/employment_data/2014/
法学部在籍の半分以上が民間企業に就職しているのがわかります。
次に公務員が多くなっています。たしかに、私の周りでも公務員志望の友だちはたくさんいますね。
気になる、弁護士を志望する人を見ていきましょう。
ちなみに、弁護士、裁判官、検察官をまとめて法曹と呼びます。
法曹になるための道は2つあるのですが、大体の人が法科大学院(通称ロースクール)に進学しますね。
グラフを見ると進学者は全体のうち17%となっています。
およそ6人に1人は進学する計算になりますね。
これは、多いのか少ないのか…
MARCHの他大学法学部と比べてみましょう。
参考:http://www.meiji.ac.jp/hogaku/employment/
中大法学部よりもロースクールへの進学者は少ないことが分かります。
16人に1人が進学していますね。
参考:http://www.aoyama.ac.jp/life/employment/data/
おお!ほとんどの人が就職していますね!
進学者は明治と一緒で16人に1人。
参考:https://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/profile/data/career/
立教大学も進学者はわずかとなっていますね。
20人に1人が進学しています。
参考:https://passnavi.evidus.com/search_univ/3050/shinro.html?department=005
最後に法政大です。こちらも就職が圧倒的に多いですね。
25人に1人が進学しています。
MARCH大学で比べると、中央大学法学部は弁護士になるためのロースクールに進学する人が多いことがわかりました。
とは言うものの、大学全体からみると就職者の方が圧倒的に多いですね。
ちなみに東北大学の法学部は3人に1人がロースクールに進学するそうです!さすが国立!
法学部を目指す人はこちらの記事も参考になりますよ。
>>法学部の授業や就職先について現役国立大学生が詳しく解説
中央大学のキャンパスについて!
最後に中央大学多摩キャンパスの雰囲気をお伝えしましょう!
中央大学は文系学部の多摩キャンパス(八王子市)と、理系学部の後楽園キャンパス(文京区)に分かれています。
ただ、2020年を目安に法学部が都心の後楽園キャンパスに移動すると発表されました。
都心にキャンパスがあるかないか、も受験に響くので要チェックですよ(笑)
階段が続いており、お昼休みには学生たちがこの階段に座って昼食をとったりしますね。
晴れの日は本当に気持ちが良いですよ!
また、文化祭ではこの辺りでライブなどのステージも行われます。
中央にある銅像に注目してください。
これはテミス像といい、彼女はギリシア神話法・掟の神です。
法律学の授業では、往々にしてこの銅像の話題が出ます(笑)
我らが法学部棟です!
中大多摩キャンパスでは、各学部の棟に番号が付けられているんですね。
法学部は6、通称6号館です。
ちなみに、モノレール駅、正門からこの6号館まで歩いて15分ほどかかります(笑)
6号館の近くから下を見下ろせるようになっています。
正面に見えるのが9号館という大ホール、脇にあるのが8号館とい大講義室です。
中大多摩キャンパスの名物といえば「学食」です。
Cスクエアという文学部棟付近、地下1階から地上4階建てのヒルトップという建物で学食を食べれます。
和食やうどん、ハンバーガーなど多くの種類があり毎日いても飽きることはありません!
中大に来る際はぜひ立ち寄ってみてはいかがですか?
ただ、平日の昼時はかなり混むのでご注意ください(笑)
ちなみに、わたしのオススメは「四季」という和食屋さんです。
ここはボリューム満点で味も最高に美味しいです!さらに、お座敷もあり和風感満載ですよ!
以上、中央大学法学部の特徴と評判をご紹介しました!